「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」スタジオジブリ映画の作画監督でも知られる、高坂希太郎15年ぶりの監督作となる劇場版『若おかみは小学生!』の公開を記念した舞台挨拶が行われ、小林星蘭、水樹奈々、松田颯水、鈴木杏樹、ホラン千秋、そして主題歌「また明日」を手がけた藤原さくら、原作者の令丈ヒロ子、高坂監督が登壇した。
原作は「講談社青い鳥文庫」で累計発行部数300万部を誇る人気シリーズ。本作は6月にフランスにて開催されたアヌシー国際アニメーション映画祭に出品され、文部科学省推奨作品にも見事選出された。
主人公おっこ(関織子)役を務めた小林は、満席の場内に劇中のおっこさながらの着物衣装で登場。「みなさんこんにちは! 劇場版「若おかみは小学生!」へようこそ!」と笑顔で挨拶。元々原作の大ファンだったそうで、キャスティングが決まった当時の想いを「(原作は)学校の図書室で争奪戦になるくらいの人気で、私も大好きです。オーディションの結果をドキドキして待って、受かった時は本当に嬉しくて、もう泣いてしまいました!」と振り返り、改めて喜びを噛みしめた。
劇中でおっこが客人の為に考案する“露天風呂プリン”が、9月25日生まれの小林星蘭、23日生まれの鈴木杏樹、28日生まれのホラン千秋の誕生日ケーキの代わりに登場した。さらに、高坂監督からサプライズで、徹夜で仕上げたという直筆の似顔絵がプレゼントされると、3人は感激! 小林は「おっこちゃんみたいに描いていただいて、本当に嬉しいです!一生のお宝にします!」と目を輝かせた。
そして、高坂監督は喜びもひとしおのようで「長い闘いでした」としみじみ一言。笑顔を浮かべながら「描いても描いても終わらないという…、最終的に描いた総数は5万4,000枚に至りました。ただ、振り返ればもっとこうできたんじゃないか、という想いもちょっと残っています」と複雑な心境も同時に吐露していた。
約5年の歳月をかけてついに公開日を迎えたこともあり、アフレコ時のエピソード等多くの製作秘話が語られた。
映画『劇場版 若おかみは小学生!』(ギャガ配給)は2018年9月21日[金]よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
©令丈ヒロ子・亜沙美・講談社/若おかみは小学生!製作委員会
テレビアニメ「若おかみは小学生!」(原作 令丈ヒロ子 絵 亜沙美)毎週日曜朝7時14分より、テレビ東京6局ネットにて放送中