片渕須直監督『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』2019年に公開延期
片渕須直監の督最新作『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開延期が発表された。「この世界の片隅に」製作委員会による、公表文は下記のとおり。
本作は、第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いていく女性・すずを描いた珠玉のアニメーション作品『この世界の片隅に』に、約30分間の新規映像が加えられる新バージョン。
2018年12月公開に向け、主人公すずと、すずが嫁ぎ先の町で初めて出逢う同世代の女性リンとの交流を描いた、昭和19年秋と昭和20年冬から春にかけてのエピソードを中心に制作が続けられてきましたが、進行状況について各所で検討を重ねた結果、公開時期の延期が決定した。
劇場アニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』は、2018年12月公開に向け制作を続けて参りましたが、当初の想定以上に制作に時間を要しており、本編完成までには数か月単位での期間が必要になることが判明しました。
製作委員会としては、良質な作品をお届けすることでお客様のご期待に応えたいという考えから、公開時期の延期を決断するに至りました。現在、2019年中の公開に向けてスタッフ一同、鋭意制作中です。
公開を心待ちにされているファンの皆様には謹んでお詫び申し上げますとともに、より魅力を増して公開される『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を楽しみにお待ちいただけるようお願い申し上げます。
2018「この世界の片隅に」製作委員会
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』あらすじ
ここではひとりぼっち、と思ってた。広島県呉に嫁いだすずは、夫・周作とその家族に囲まれて、新たな生活を始める。昭和19(1944)年、日本が戦争のただ中にあった頃だ。戦況が悪化し、生活は困難を極めるが、すずは工夫を重ね日々の暮らしを紡いでいく。ある日、迷い込んだ遊郭でリンと出会う。境遇は異なるが呉で初めて出会った同世代の女性に心通わせていくすず。しかしその中で、夫・周作とリンとのつながりを感じてしまう。昭和20(1945)年3月、軍港のあった呉は大規模な空襲に見舞われる。その日から空襲はたび重なり、すずも大切なものを失ってしまう。そして昭和20年の夏がやってくる――。
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊) 企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典 美術監督:林孝輔 音楽:コトリンゴ プロデューサー:真木太郎
監督・脚本:片渕須直 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 牛山茂 新谷真弓/ 澁谷天外(特別出演)
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(東京テアトル 配給)は2019年より全国公開
©2018こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
映画『この世界の片隅に』
第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、激化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を大切に前を向いていく女性・すずを描いた珠玉のアニメーション作品です2016年11月12日の公開と同時に、深い感動の輪を拡げていき、爆発的な口コミと共に大きな反響を呼びました。同年度のキネマ旬報ベストテンでは『となりのトトロ』以来アニメでは2回目となる日本映画第一位、またアニメ監督としては初となる監督賞を受賞、さらに、同年度の日本アカデミー賞にて最優秀アニメーション作品賞受賞の他、数々の賞を受賞しました。また翌年にはアヌシー国際アニメーション映画祭で長編部門審査員賞を受賞するなど、世界34カ国でも劇場公開され、海外でも高い評価を獲得しています。日本国内ではDVDや配信が発売された現在もなお、700日以上1日も途絶えることなく劇場での上映を続けています。
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