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松岡茉優×松坂桃李×森崎ウィン『蜜蜂と遠雷』映画化で共演!

松岡茉優×松坂桃李×森崎ウィン『蜜蜂と遠雷』映画化で共演!

恩田陸著の青春群像小説「蜜蜂と遠雷」を、映画『愚行録』の新鋭・石川 慶監督が、松岡茉優主演×松坂桃李×森崎ウィン×鈴鹿央士の共演で映画化することが発表された。撮影は関東近郊で2018年10月下旬から12月中旬まで行われる予定。公開は2019年秋を予定。

左上から松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士

本作は、国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜、明石、マサル、塵(じん)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、そして成長を描く物語。

かつて国内外のジュニアコンクールを制覇するも、13歳のときに母を亡くし、「ピアニスト」になることから長らく逃げてきた元天才少女・亜夜役には今最も輝く女優の一人である松岡茉優。小学生の頃にピアノを習っていた経験がある松岡は「これは戦いだと思って撮影に挑んでいきたいです。見てくれた方の頭に音楽を鳴らしたいと思っています」と語り、気合い十分だ。

社会人となり妻子を持ちながらも夢を諦めきれず、最後のチャンスと決意してコンクールにエントリーした明石役は、映画、ドラマ、舞台で幅広い役に挑戦し、目覚ましい活躍を続ける松坂桃李。音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル役は、スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』に出演し、スピルバーグ本人からその演技力を絶賛された期待の若手・森崎ウィン。そして、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・塵役には、100人を超えるオーディションで「塵そのものだ」と監督を唸らせた新星・鈴鹿央士。実はモデルで女優の広瀬すずが、映画撮影現場でスカウトし芸能界入りしたという。

なお、映画「蜜蜂と遠雷」エキストラ担当( @mitsubachi_ex )公式ツイッターにて現在、本作のエキストラを募集中。

松岡茉優さん(栄伝 亜夜[20]役)

私は小学生の頃、ピアノを習っていました。祖父に買ってもらったアップライトピアノは高価なものでした。でも、中学生になると仕事や友達と遊ぶ方が楽しくて、あっという間に触らなくなり、リビングに置かれたピアノは家具となっていきました。あれから10年ほどたち、今私の目の前にはピアノがあります。
 恩田先生の「蜜蜂と遠雷」は、大自然のようでした。寛大で、儚く、残酷で、美しくて。なので、読み終えた時、この作品を映像として表現するのは難しいと思いました。音楽はそれぞれの音がある。実体化した音楽で納得してもらえるだろうか。ピアノやクラシックに興味のない人にも、楽しんでもらえるだろうか。これは戦いだと思って撮影に挑んでいきたいです。見てくれた方の頭に音楽を鳴らしたいと思っています。

松坂桃李さん(高島明石[28]役)

「蜜蜂と遠雷」高島明石役で出演させていただくことになりました。このような素敵な作品に参加できること、とても光栄です。
 石川監督の「愚行録」を拝見した時、感情をドカッと持っていかれ、なかなか興奮がおさまらなかったのを覚えています。いつかご一緒してみたいと思っていたので、今回、それが叶い非常に嬉しいです。明石はコンクールに臨む他のピアニストと比べると、生活の中にピアノがある為、日常感を漂わせていて、最年長でもあり、いわゆる“天才”ではない人。ピアノは初挑戦ですが、演奏も含めて、明石としっかり対話し全力で作品と向き合っていこうと思います。

森崎ウィンさん(マサル・C・レヴィ・アナトール[19]役)

この作品は、映画出演のお話を頂く前から自分で買って読んでいた作品なだけあって、出演が決まった時は本当に興奮しました。
 天才ピアニストのマサルが藻掻いて、マサルの目指すビジョンに一歩ずつ近づいて行く姿を、皆さんにお見せ出来るよう頑張って参ります。今まさにピアノレッスンの真っ最中ですが、本当に難しい。何度やってもぶつかる壁が減る事がなく、毎回戦っています。でも、一つ言えるのは、それでも楽しいんです。改めて音楽の素晴らしさを体験出来ている喜びを噛み締めて、壁を越えられるように日々頑張ります。

鈴鹿央士さん(風間 塵[16]役)

原作ファンの方が多くいる、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」という素晴らしい作品の映画化に、風間塵という重要な役で参加させて頂けることを本当に嬉しく思います。
 恩田先生にもお会いさせて頂き、身が引き締まりました。お芝居の経験がなく、全ての事が初めてで不安なこともありますが、共演者の方々、監督はじめスタッフの方々のお力をお借りしながら、風間塵を楽しみながら演じていきたいと思います。僕はピアノの経験もありませんでした。オーディションを受けさせて頂いて、役を頂いて、7月からピアノのレッスンが始まりました。今は、電子ピアノもお借りして、毎日、鍵盤に触れるようにしています。プロのピアニストの方々の演奏を観させて頂いたりして、塵のイメージを膨らまして、原作の世界に負けない音楽を届けられるよう頑張ります。

石川 慶さん(監督・脚本)

『蜜蜂と遠雷』ほど、音楽そのものを真正面から描き切った作品は他にないと思います。それを、文字だけの小説でやってのけたのだから恩田さんは半端ない。“文学の勝利”とも呼べるこの作品に映像で挑むのは無謀なことなのかもしれません。でも、この本を読んでいるときに鳴っていた音を、どうしても映画で聴きたくなったのです。この人しかいない、と満場一致でオファーした松岡茉優さん、今もっとも一緒に仕事したかった松坂桃李さん、映画の国籍なんて軽々と飛び越えてくれる森崎ウィンくん、そして、得体の知れないオーラに一目惚れしてしまった新人・鈴鹿央士くんの4人とともに、映像でしか到達できない高みがあるはずだ、と信じて日々進んでいます。

恩田 陸さん(原作者)

正直に言うと、ずっと半信半疑であった。そもそも、この小説は絶対に小説でなければできないことをやろうと決心して書き始めたものだからだ。自分で設けたそのハードルの高さに、書いているあいだ何度始めたことを後悔したことか。苦労の甲斐あって、なんとか目標は達成できたと思う。だから、映画化の話があった時は、なんという無謀な人たちだろうとほとんど内心あきれていた。きっと難しいと思いますけど、やるのなら「映画でしかできないこと」をやってくださいね、とお願いした。口ではお願いしつつも、いくらなんでもこれを映像化する無謀さに気付き、そのうちきっとあきらめるだろうと思っていたのである。ところが、彼らはあきらめなかった。どんどんものすごいキャストが決まっていく。かくなる上は、と覚悟を決めた。完成した映画を観て、「参りました」と言う準備は今からできている。

映画『蜜蜂と遠雷』(東宝 配給)は2019年秋より全国公開予定 →2019年10月4日[金]より全国公開

©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

映画『蜜蜂と遠雷』あらすじ

「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」というジンクスをもち、近年高い注目を浴びる芳ヶ江(よしがえ)国際ピアノコンクール。ピアノの天才達が集うこのコンクールの予選会に、若き4人のピアニストが現れる。
 かつて国内外のジュニアコンクールを制覇し、天才少女として名を馳せていた栄伝亜夜(松岡茉優)。しかし13歳の時、最大の理解者であった母が突然死去する。以来、長らくピアノが弾けなかった彼女が20歳となった今、ふたたびコンクールへの出場を決心した。
 音大出身だが楽器店に勤務しながら、今はサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石(松坂桃李)は、自身の才能に限界を感じながらも、妻や息子をはじめ家族の応援を背に最後の挑戦としてエントリーすることに。ある深い怒りと疑念を心の奥底に抱いている。
 完璧な演奏技術と感性を持ち、名門ジュリアード音楽院在籍中のマサル・C・レヴィ=アナトール(森崎ウィン)は、優勝候補と目されている。幼少期を過ごしていた日本で、ある少女の誘いでピアノ教室を訪れたのが、音楽との出会いだった。
 フランスのパリで行われたオーディションに突如現れた謎の16歳の少年・風間 塵(鈴鹿央士) 彼は先頃亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っていた。その演奏を聴いた瞬間、名だたる審査員一同は圧倒され、「凄まじく、悍ましい…悪魔のような」完璧な技術に、かつて経験したことのない衝撃的な感情を抱く。推薦状には、「君たちに「カザマ ジン」という『ギフト』をお贈りする。」と書かれていた。

映画『蜜蜂と遠雷』特報


©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

2018年10月22日 掲載
2019年06月23日 更新[公開初日|公式サイト|特報映像|メイン画像]

映画『蜜蜂と遠雷』公式サイト mitsubachi-enrai-movie.jp
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