作家ドクター・スース著の絵本を映画化した長編アニメ『グリンチ』(原題 The Grinch )で、グリンチの声を担当した俳優のベネディクト・カンバーバッチと、日本版でグリンチの声を務める大泉洋が、同作のワールドプレミアで初対面し、日米グリンチ同士の「ひねくれ対談」が実現したことがわかった。
プレミアは、ニューヨーク セントラルパークの西側に位置する総合芸術施設リンカーン・センター内の主要施設アリス・タリー・ホールにて開催。11月9日の全米を前に、現地時間11月3日にアメリカ公開版で超豪華キャスト陣が集結した。本作のテーマカラーであるグリーンカーペットも敷かれてベネディクト・カンバーバッチ、シンディ・ルー役を演じたキャメロン・シーリー、さらにはイルミネーションのCEOクリス・メレダンドリが登場。このプレミアに、大泉と横溝菜帆が参加。二人は世界から集まった報道陣の中、笑顔で手を振りカーペットを歩いた。
“ひねくれ者”なキャラクターがぴったり?という理由で、主人公グリンチの日本語吹き替え版声優に選ばれた大泉洋。タキシードに身を包みプレミアに臨んだ。以前会見の際に「“カンバーバッチの声に合わせて作られた映像”に合わせて声をあてるのがものすごく大変だった」と、思うところがあった様子だったが、「実際に会ったらNice to meet youで終わっちゃうかもしれないな」と、珍しく弱気なコメントも。
そんな大泉が、自身に“お墨付き”を与えた張本人クリス・メレダンドリに対し、深々と頭を下げ挨拶。すると、クリスは「僕たちの映画に出演してくれてありがとう!ここで会うことが出来てとっても嬉しいよ」と感謝の思いをあらわに。さらに、プロデューサー陣なども代わる代わる大泉のもとを訪れ、激励。このもてなしに大泉も感激といった様子だった。
そして、本作がハリウッド映画吹替が初挑戦で、サンタクロースに「あるお願い事」をするためクリスマスを心待ちにする少女シンディ・ルーを演じた横溝は、生まれて初めての海外プレミアにドキドキかと思いきや「楽しみです!」と頼もしい一言。横溝がキャメロンのために事前に買ってきたという、和柄のがま口のお財布をクリスマスプレゼントとして手渡すと、キャメロンも「SO COOL!」と喜びをあらわに!年齢はキャメロンが一つ年上だが、二人はすぐにうちとけていた。
最後に、ベネディクト・カンバーバッチが会場の入り口に現れると、我らが大泉洋との夢の“ひねくれ共演”が実現! 大泉はカンバーバッチと会うと「Japanese Grinch!」と名乗ると、カンバーバッチも「Fantastic!」と反応。「この役は演じるのが楽しかったんじゃないかい?」と同じグリンチを演じたもの同士で、グリンチの魅力を語り合った。カンバーバッチは映画を楽しみにしている観客に向けて「本作はユーモアとウィットに富んだ心温まるストーリーや、色鮮やかな映像といったイルミネーションならではの魅力が強く形作られた素晴らしい映画に仕上がっているんだ。だから小さな子どもたちや家族のみんなを含め、大勢の人々が劇場に足を運んでくれることを祈っているよ」とコメントを寄せた。
プレミアイベントを終えた大泉は思わず「これがアメリカか!カオスのような雰囲気」と口にし、カンバーバッチと対面を果たしたことについては「あっという間だった。物腰の柔らかい方だった」と回想した。
映画『グリンチ』(東宝東和 配給)は2018年12月14日[金]より全国公開
©2018 UNIVERSAL STUDIOS
映画『グリンチ』あらすじ
フーの村に住む人々はみんな陽気でクリスマスが大好き。けれど村の北にある洞窟で暮らすグリンチはクリスマスが大嫌い。今年は食料が底につき村まで調達しに向かったものの、案の定みんなはニコニコ笑顔で大騒ぎ。クリスマスを待ち遠しそうに笑いあう村人たちが憎くて仕方ないグリンチは「村からクリスマスを盗んでやる!!」と心に決めて、大計画に乗り出すが…。
大泉洋「グリンチを楽しんで演じ切りたい」
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