大泉洋のバナナ大喜利、佐藤浩市は「撮影なのにゴルフかよ」

6年前

大泉洋が１１月１２日、主演映画『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』の完成披露試写会に出席し、タイトルにちなんだ大喜利を求められ、共演の佐藤浩市は「撮影なのにゴルフかよ」を即興でととのえてみせ、笑いを誘った。

大泉洋と高畑充希と三浦春馬が初共演しオール北海道ロケで贈る、笑って泣ける感動作。１２歳の時、筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを発症しながらも、信じられないバイタリティで人生を駆け抜けた最強のワガママ＆愛され男・鹿野靖明さんを大泉が演じている。

イベントには、大泉をはじめ高畑充希、三浦春馬、渡辺真起子、竜雷太、綾戸智恵、佐藤浩市、原田美枝子、そして前田哲監督が顔を揃えた。各自ブラックフォーマルに黄色のワンポイントを取り入れたファッションで登場した。

左から、前田監督、綾戸智恵、佐藤浩市、三浦春馬、大泉洋、高畑充希、原田美枝子、竜雷太、渡辺真起子、観客のみなさんはバナナ型のボードを手に

この日は、壇上の大きなバナナ型のパネルはもちろん、登壇時に渡すマイクにしても、大泉だけは本物のバナナというこだわり。大泉はスタッフの小さなボケをたっぷりといじってみせる。

大泉洋のバナナ大喜利、佐藤浩市は「撮影なのにゴルフかよ」

そして、タイトルにちなみ「〇〇なのに〇〇かよ」で、本作にまつわるエピソードを披露することに。なぜか挙手制となり、大泉が真っ先に手を挙げて、披露したのはー

■ランニングなのに止まるのかよ

役柄上太れない大泉だが、北海道は美味しいものが多く、ランニングをしていたのだそう。すると、三浦や高畑も一緒に走ることになっていった。しかし、高畑は「１０メートル走ると立ち止まっていた」ことを明かす。

■車いすなのに元気かよ

二番手は竜。「私も若くて元気なころは『健全な身体は健全な精神は宿る』と生意気なことを言っていた」。すると友人から健全じゃない身体にも健全な精神は宿ると言われたと指摘され「なんて傲慢なことを言っていたんだろうと気付き、この映画で改めて教わりました」

■監督なのに戻すのかよ

綾戸は、台詞がどうしても関西弁になってしまう、「大泉さんが指導してくれて北海道弁になった」ところで、関西出身の前田監督が「関西弁に引き戻す」ので。

■監督なのに呼び捨てかよ

佐藤は、助監督時代から前田監督と知り合い。呼び方も名前の「テツ」だけど、撮影現場で監督を呼び捨てにするわけにはと気をつけたそう。けれども、うっかり呼び捨てになることも。

■撮影なのにゴルフかよ

大泉は、「（佐藤）浩市さんは前乗りしてゴルフして、次の日撮影して、帰る前にまたゴルフをされていた」。しかも、そのゴルフは晴天で、肝心な撮影の日は雨。「そこで「やっぱ俺はさすがだと思った」と言っていた」と暴露。
これには、佐藤も苦笑いで、「挙手しなければよかった」と後悔して見せ、さらなる笑いを誘った。

大泉は、重鎮に対しても「本当に何をしに来たのかわからない。夏の撮影だから来てくれたのでは」とちゃめっ気たっぷりにイジると、佐藤は「休みの日は何をしてもいい！」と真っ当な見解で太刀打ち。丁々発止なやりとりで大いに盛り上がった。

■せっかく作ったのに負けるのかよ

高畑は、萩原聖人さんからヘアバンドを編んで欲しいとリクエストを受けた。寝る時間を削って作ったのに、それを付けて対戦した麻雀で負けていたこと。

と、見事なボヤキが揃いました。

締めの挨拶で大泉は「このように大変楽しい皆さんと過ごした１か月でした。素敵なタイトルで、どんなお話なんだろうと台本と原作を読んだ記憶があります。観終わった後、このタイトルが皆さんにどう響くのか楽しみにしております！」と観客に語りかけた。

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