映画『宮本から君へ』の池松壮亮

池松壮亮×蒼井優『宮本から君へ』映画化決定!

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テレビ東京で放送されたドラマ「宮本から君へ」が、主演・池松壮亮、ヒロイン蒼井優で映画化されることが決まった。観るものへ究極の愛の形を投げかけるべく、「この物語を完結させるまでは、死ぬに死ねない」と語る真利子哲也監督を筆頭に全キャスト・スタッフが全身全霊をかけて挑む。昨年9月29日に撮入し、10月30日に撮了した。公開は2019年秋を予定している。※本人コメント全文掲載

映画『宮本から君へ』の池松壮亮
写真家・佐内正史氏撮り下ろし
©2019「宮本から君へ」製作委員会

漫画家・新井英樹著の原作コミックは、社会に蔓延する様々なテーマを、容赦ない人間描写と圧倒的な世界観で描き続けてきた漫画家・新井英樹が熱血営業マン・宮本浩、七転八倒の記録を描いた作品。1990年にモーニング(講談社)で連載をスタートし、1992年に第38回小学館漫画賞 青年一般部門を受賞。

ドラマでは、主人公の宮本浩が、営業マンとして奮闘する姿に焦点を置いた“サラリーマン篇”が描かれたが、劇場公開される映画では、宮本浩と中野靖子を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”が描かれるエンターテイメント作品になるという。脚本は真利子哲也 『ディストラクション・ベイビーズ』と港岳彦 『あゝ、荒野』による共同脚本。

主演の宮本浩をドラマに続き池松壮亮が務める。「宮本浩という人は、僕にとってどの歴史上人物よりも星であり、ヒーローでした」と語る池松。そしてヒロインの中野靖子を蒼井優が演じる。池松と蒼井の共演は映画『斬、』につづけてとなるが、そもそも二人の初共演は2002年NHK放送のドラマ「うきは-少年たちの夏-」だった。

また、宮本を囲む登場人物たちもドラマ版のキャストが再集結し、松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古舘寛治らが出演しているほか、今後、映画版の新たな豪華キャストの発表も予定している。

映画『宮本から君へ』(スターサンズ、KADOKAWA配給)は2019年秋 → 2019年9月27日[金]より全国公開
©2019「宮本から君へ」製作委員会

映画『宮本から君へ』メイキング写真
映画『宮本から君へ』メイキング写真
©2019「宮本から君へ」製作委員会
池松壮亮さん(宮本浩役)

この原作が手元に来てから、随分と時間が経ってしまったような気がします。ボロボロになるまで読み漁ったこの偉大な原作の力をお借りして、時代の変わり目に強烈な人間賛歌を残すべく、身も心も捧げたつもりです。蒼井さんとは『斬、』から立て続けの共演となりますが、今度は宮本と靖子として、物語の中の人生の試練を共にする事が出来たと思っています。その存在にいつも救われました。そのほかキャストそれぞれの、抜群のアクトも楽しみにしていただければと思います。まだ仕上げ真っ最中でどうでるか分かりませんが、生きてゆく覚悟、信じる覚悟、そして人生を感じるような映画になるんではないかと期待しています。傲慢な男ですが、今秋、宮本からあなたへ、よろしくお願いします。

蒼井優さん(中野靖子役)

全身で感情をぶつけ合うシーンの連続だった為、撮影3日目には既にヘトヘトでした。こんなに早く疲弊した現場は初めてです。体力、集中力、瞬発力、そして声量が基本的にどのカットにも必要だったのですが、共演者の皆様と労り合い、励まし合い、スタッフの皆様に助けていただき、なんとかクランクアップすることが出来ました。こんなに高カロリーな作品はなかなか無いと思います。公開を楽しみにしていただければと思います。

真利子哲也さん(監督・脚本)

はじめて「宮本から君へ」の映画化に声かけられたのは2012年の夏。十代の頃から読み耽っていた新井英樹さんの原作に、二つ返事で引き受けました。ただ覚悟を決めたところでなかなか実現に及ばず、気づけば6年が経ちました。これだけ時間がかかったのは生半可な気持ちで映画化するような原作ではないからで、集まるべくして集まったキャストとスタッフの面々。特に池松くんと蒼井さんのこの映画に対する意気込みたるや並大抵ではなくて、その芝居はさることながら、それぞれ歩んできた役者としての人生が重なる奇跡をみたと思える現場でした。平成最後の夏の終わりに池松壮亮と蒼井優を中心に据えて『宮本から君へ』を撮影できたことが、この原作にとって最高の瞬間だったと断言できる映画になりました。

新井英樹さん(原作)

映画版『宮本から君へ』の最初の陣中見舞い
ロケ現場となった王子・飛鳥山公園で池松くんとふたり、隠れタバコを喫いに歩いていたときの会話
ボク「『宮本から君へ』の映画では、オレ、ブン殴られたいんだよ」  池松「俺もですよ」
ドラマの「世界」を構築・牽引した宮本浩こと池松壮亮本人がそう言うか……と。
ドラマ版で観た蒼井優さん扮する中野靖子の輝きは驚きでした。
全話通してもゲスト出演には思えない、違和感すら覚えるあの存在の力。写真家・佐内正史さんがドラマ版の打ち上げトークショーで放った名言「真利子には愛はあるけど情はない」(笑)言い得て妙!! いや、真芯だ!! これ表現者として最強なんですよ!! この三人が原作の、ある意味本番パートで「自分こそが一番」と生命力バトルを繰り広げるってだけで胸が高鳴り「原作クソ喰らえ!!」と殴り倒されたがってるボクの夢を叶えてくれそうです!!

映画『宮本から君へ』特報

©2019「宮本から君へ」製作委員会

映画『宮本から君へ』公式サイト miyamotomovie.jp
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