2年ぶりに来日した鬼才ティム・バートン監督が、最新作映画『ダンボ』(原題 Dumbo )について「ダンボを通じて純粋な感情を伝えたい」等と作品に込めた思いを語った。
ティム・バートン監督「ダンボを通じて純粋な感情を伝えたい」
映画『ダンボ』(原題 Dumbo )は、ティム・バートン監督が、大きな耳の象ダンボと出会いによって夢と希望を取り戻していく人々を描く奇跡のファンタジーアドベンチャー。サーカス団の元看板スターであるホルト役のコリン・ファレル、そのホルトの日本語吹替え版を担当した俳優の西島秀俊が、同作のジャパンプレミアに揃って来場した。
初のハリウッド吹替えとなった西島。もともと「監督の大ファンだったので光栄に思った。個人的にも象グッズがいっぱいあるぐらい象が好きなので、うれしかったです」と前置きし、「今回の吹替えでは、コリンさんの息づかいも厳密に演出されました。どれだけ繊細に丁寧に演じていらっしゃったかを心と体を通して感じることができました」と振り返った。そして「ティム・バートン監督の作品の登場人物は個性が強くてどこか周りから浮いてしまい厳しい瞬間に立たされる局面があるんですけれども、でも逆にその個性によって周りを幸せにしていく。そういうのは僕自身も勇気づけられることもあります」と監督の思いに通じるメッセージを代弁した。
するとコリンも「他人と違うところが、自分を特別なものにしてくれているという物語の核にあるハートが、大好きです」と明言し、「ティムの作品には若い頃から元気づけられていました。そして、本作にも物語の中心には他の人と違う面を祝福するというメッセージがあります」とやはり監督を称えた。
バートン監督は「インスピレーションは空を飛ぶ象から受けました。純粋な喜びを感じていただきたいです」と述べつつ、「ダンボを通じて純粋な感情を伝えたい」のだと熱弁していた。
このジャパンプレミアは映画『ダンボ』の世界観を再現すべくサーカス団による圧巻のパフォーマンスもあり、イベントの締めでは、ゲストと観客が一体となり「フライ!ダンボ!」の掛け声でエールを贈り、大いに盛り上がった。
映画『ダンボ』(ウォルト・ディズニー・ジャパン 配給)は2019年3月29日[金]より全国公開
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映画『ダンボ』ジャパンプレミアのフォトギャラリー
西島秀俊、鬼才ティム・バートン監督『ダンボ』でキーマンの声を担当
ダンボ(原題 Dumbo ) – 映画特報