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『ハウス・ジャック・ビルト』ラース・フォン・トリアーの描くシリアルキラー覚醒

あらゆるタブーに切り込みセンセーショナルな反響を巻き起こしてきたデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー。問題発言によるカンヌ国際映画祭追放処分を受けてから7年。第71回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、この『ハウス・ジャック・ビルト』(原題 The House That Jack Built )を上映して待望の完全復活を果たした! ラース・フォン・トリアーの描くシリアルキラー覚醒とは?

マット・ディロン演じるジャック
©2018 ZENTROPA ENTERTAINMENTS31,ZENTROPA SWEDEN,SLOT MACHINE,ZENTROPA FRANCE,ZENTROPA KÖLN

ラース・フォン・トリアー[ Lars von Trier ]監督は、ドグマ95という映画の方法論に大きく関与し、これまでに『奇跡の海』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『ドッグヴィル』『アンチクライスト』『メランコリア』『ニンフォマニアック Vol.1/Vol.2』といった話題作を世に送り出し、輝かしい受賞歴を誇る。

『ハウス・ジャック・ビルト』ラース・フォン・トリアーの描くシリアルキラー覚醒

主人公のジャックが、建築家になる夢を胸に理想の家作りに励む姿からはじまる本映像。一見ごく普通の独身男性にみえるジャックだが、ある日山道を運転するなかで出会った女の「あなた殺人鬼かも。私にはそう見える」という挑発的な態度により、野生の虎のような狂気に目覚め、その場にあったジャッキで勢いのままに襲い掛かってしまう!その出来事をきっかけに究極のサイコパスと化したジャックは、泣き叫ぶ女性や拘束された男性、さらには親子にも容赦なく狙いをつけていく!

シリアルキラー覚醒…。
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戦慄のシリアル・キラーによる常軌を逸した過激な描写もあって、カンヌ国際映画祭では途中退出者が続出。とはいえ、上映終了後はスタンディング・オベーションが鳴りやまなかった。そんな賛否真っ二つの異様な興奮に包まれた本作。

アメリカでは、あまりの過激さにアメリカ映画協会(MPAA)が手を加えた修正版のみ正式上映が許されるという衝撃と戦慄の大長編。先立って11月28日にノーカット版を1日限定140館で上映したところ、全米興収ランキングでデイリー11位を記録し、物議を醸した。日本公開は、そんな無修正完全ノーカット版がレイティングR18+にて上映するという。

映画『ハウス・ジャック・ビルト』(クロックワークス、アルバトロス・フィルム 配給)は2019年6月14日[金]より全国公開
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映画『ハウス・ジャック・ビルト』あらすじ・作品データ

1970年代、米国ワシントン州。建築家になる夢を持つハンサムな独身の技師ジャックはあるきっかけからアートを創作するかのように殺人に没頭する。彼の5つのエピソードを通じて明かされる、 “ジャックの家”を建てるまでの12年間の軌跡。(2018年/デンマーク、フランス、スゥエーデン、ドイツ、ベルギー映画/英語、ドイツ語、イタリア語/152分)
監督・脚本 ラース・フォン・トリアー |出演 マット・ディロン、ブルーノ・ガンツ、ユマ・サーマン、シオバン・ファロン、ソフィー・グローベール、ライリー・キーオ、ジェレミー・デイビス

映画『ハウス・ジャック・ビルト』予告編


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映画『ハウス・ジャック・ビルト』公式サイト housejackbuilt.jp
公式SNS Twitter @HJB2019 | facebook @HJB2019
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