坂口健太郎『仮面病棟』は「息をつかせない作品になれば」
坂口健太郎が単独初主演をつとめる映画『仮面病棟』について、「とても過酷な撮影が続くとは思いますが、役と作品を楽しみたいと」と語り、物語の展開について「息をつかせない作品になったら良いなと思いました」と話す。
一夜限りの当直医・速水を演じ病院内で次々に遭遇する不可解な謎に挑む!ヒロインは永野芽郁、監督はドラマ「99.9 –刑事専門弁護士-」や映画『屍人荘の殺人』など話題のサスペンスミステリーを数多く手掛ける木村ひさし。主題歌は、UVERworld書き下ろし「AS ONE」。
原作は、作家でありながら現役医師である知念実希人。精巧で緻密な病院ミステリー作品が全国の書店員の心をつかみ、2年連続で本屋大賞ノミネートを果たすなど今最も注目を集めるミステリー作家。
撮影では、1年前まで実際に運営されていた病院を使用し、リアリティある病院内のたたずまいと、鉄格子で囲まれ、次から次へと謎が押し寄せる病院の臨場感を再現し撮影に臨んだという。
映画『仮面病棟』(ワーナー・ブラザース映画 配給)は2020年3月6日[金]より全国公開
©2020 映画「仮面病棟」製作委員会
映画『仮面病棟』あらすじ
鉄格子で閉ざされた元精神科病院。一日限りの当直を代わった医師・速水は目的の見えない事件に巻き込まれる。ピエロ面の凶悪犯が、負傷した美少女・瞳と立てこもり、身元不明の64名の入院患者と職員たちと共に監禁された。病院内で次々と遭遇する不可解な出来事―― そして発見された1人の遺体。犯人からも、得体の知れない病院からも逃げられない!
映画『仮面病棟』予告編
・これからクランクインを迎えますが撮影への意気込みをお願いします。
坂口健太郎さん 閉鎖された病院という空間の中で、一か月近くお芝居をすることになります。とても過酷な撮影が続くとは思いますが、役と作品を楽しみたいと思っています。
・最初に脚本を読まれての感想は?
坂口健太郎さん 監督がやりたいことがもし上手く撮れたら、面白くなるなと感じました。一つの事がわかるとドンドン転がって行って、転がって行った先に冒頭で話した欠片みたいなものがピッタリと歯車が合ってきたみたいな、息をつかせない作品になったら良いなと思いました。
・台本を読まれどのような作品になると期待されますか。
坂口健太郎さん 最初に台本を読んで感じた緊迫感と緊張感をしっかり表現できたら、とても面白い作品になるんじゃないかなと思います。
・これまで演じてこられた役柄とは異なった一面を魅せて頂けると思っています。ご自身が演じられる役柄に関しましてどのように演じようと思っていますか。
坂口健太郎さん まだまだ速水に対しては分かっていないことも多いですが、今までと役作りの仕方は同じく、役に寄り添って、彼の考えを理解できるように演じたいです。
・永野さんとの共演について
坂口健太郎さん 彼女と一緒に作品をするのはもう3年か4年振りで、だけど、こうやって全く違うキャラクター同士でお芝居するというのもとても新鮮でとっても難しい役だと思うので、僕も瞳の考え方を尊重したいと思いますし、良い化学反応がまた出来たら良いなと思います。
・映画のメインの舞台となる実際の病院の感想は?
坂口健太郎さん 物語の中での病院は生きている病院、まだ営業している病院ですが、どこか違和感であったり、僕が演じる速水という医師は感じていくんですが、病院って少し怖いという訳ではないのですが、不思議な感覚になるというか、このセットは元々病院だったので、リアルな映像になっているだろうとは思いました。
・ご自身が映画のような事件に巻き込まれたらどうしますか?
坂口健太郎さん その状況なら、正直どうしようもできないですね(笑)。 ただ、人でなくても、環境や、周りの空間、情報だったり、なにか信用できる「味方」を見つけるために試行錯誤すると思います。命を一番大事にしようと思ったら、ただ生きるためなら何もしなくても生きれるじゃないですか。時間になったらピエロが帰ってくれれば、だけど速水はもう一個上を行こうとし、生きる事にプラスして、この謎を解くという風に動いていく様はカッコイイと思います。
永野芽郁×木村ひさし監督×知念実希人さんインタビューとコメント
映画『仮面病棟』公式サイトwwws.warnerbros.co.jp/kamen-byoto.jp
知念実希人著「仮面病棟」 (実業之日本社文庫)をAmazonで購入する
・これからクランクインを迎えますが撮影への意気込みをお願いします。
永野芽郁さん 閉鎖空間だからこそ起こる一つ一つの反応を大切に表現できたらと思います。また、坂口さんとは久しぶりにご一緒するので少し恥ずかしさもありますがとても笑顔が溢れた現場になるんだろうな、と今から楽しみにしています。
・最初に脚本を読まれた時の感想は?
永野芽郁さん 素直に面白いと思いました。瞳という役を演じられることもとても嬉しかったですし、共演者の方が全員決まる前に台本を読ませて頂いていたので、どんな方が演じるんだろうと、映画化を楽しみにして下さっている方と同じような気持ちでいましたし、早くこの世界に入りたいと思いました。
・これまで演じてこられた役柄とは異なった一面を魅せて頂けると思っています。ご自身が演じられる役柄に関しましてどのように演じようと思っていますか。
永野芽郁さん 言っていることやっていること、真実は何なんだろう。と思っていただけるように演じられたらと思います。
・坂口さんとの共演について
永野芽郁さん とても安心感がありましたし、またご一緒出来て本当に嬉しいなと思いました。
坂口さんと目を合わせるだけで、そこに居て良いという気持ちになるので、瞳として気持ちを持っていかれ過ぎないように、自分の中でセーブをしながら演じていました。
・映画のメインの舞台となる実際の病院の感想は?
永野芽郁さん 原作と台本を読んだ時の印象がそのまま表現されていて、何かありそうな感じはあるのですが、それが何なんだろうという不思議な力がある病院になっていて、これから楽しみです。
・ご自身がこんな事件に巻き込まれたらどうしますか?
永野芽郁さん とにかく大人しく静かに過ごしますね(笑)。目立つなんてことは絶対せずに、ただ過ぎていく時間を待ちます。あんなに勇気を持ってカルテを探しに行ったりしないです(笑)。ただただ静かに目立たないようにします。逃げれないですし、何かしたら殺されるかもしれないと思っているので、話しかけられるまで一言も発さないです。生き残りたいとは思いますが、その時によって何が最善なのかはわかりませんけどね。
(かんばんは。木村ひさしです。)本作は僕にとって今まで経験のないジャンルであり、出演される坂口さん、永野さんも御一緒したかった俳優さんです。新しい作品にチャレンジするのに、大変良い環境が整いました。仮面病棟は僕にとって間違いなく新境地を開く作品になると思います。
『仮面病棟』が私の作品の中で初の映画化となり、嬉しく思っております。若手実力派俳優である坂口健太郎さんと永野芽郁さんが本作をどのように演じて下さるのか、今からとても楽しみです。息つく間もないほど緊張感に溢れるサスペンス&ミステリー作品になると期待しておりますので、皆様ぜひご覧になってください。
映画『仮面病棟』(ワーナー・ブラザース映画 配給)は2020年3月6日[金]より全国公開