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野村萬斎×立川志らく『引っ越し大名!』助っ人参戦!

狂言師・野村萬斎と落語家・立川志らくが、星野源主演の映画『引っ越し大名!』に助っ人参戦! していることが明らかになった。※本人コメント全文掲載

狂言師・野村萬斎と落語家・立川志らく

本作は、犬童一心が監督を務めて、土橋章宏著の時代小説「引っ越し大名三千里」をベースに、参勤交代をはるかに上回る費用と労力がかかる無理難題・引っ越し(国替え)を描く。「引っ越し大名」と呼ばれた実在の大名・松平直矩のエピソードを基に、お国の一大事を救うため、引きこもり侍の主人公含む姫路藩の藩士たちがあらん限りの知恵と工夫で乗り切ろうと奮闘する、笑いと感動の物語だ。

引っ越し唄♪
©2019「引っ越し大名!」製作委員会

犬童監督の映画『のぼうの城』でも主演を務めた野村萬斎は、劇中で星野源や、高橋一生、高畑充希といった豪華キャスト達が唄う、原作には登場しない映画オリジナル曲“引っ越し唄”の振り付けを担当。日本の伝統的な動きを取り入れたいという製作陣のオファーを受け、野村が快諾したことで夢のコラボレーションが実現した。マルチに活躍する落語家の立川志らくが本編のナレーションを担当している。

©2019「引っ越し大名!」製作委員会
野村萬斎さん

振付を担当するに当たって、犬童監督から最初に頂いたお題は、素振りの練習、引っ越し、歌の3つ。これらをミックスしたものを作ってほしいというものでした。素振りは本来、一人でするものですが、あれこれと思案していく中で下ネタも頭の中をよぎりつつ、最終的に素振りしながら2人で荷物を運ぶということになりました(笑)。出来上がった映画には、ところどころに”引っ越し唄”と共に挿入されていて、ミュージカルのような楽しさがありました。全編ライトでコミカルな流れの中にも悲喜こもごもの引っ越しの大変さ、悲哀が見て取れ、笑いながらもホロリとできる楽しい時代劇です。

立川志らくさん

「ふざけた中に真実が時折転がっている」。これは私の持論。落語という江戸の世から300年ふざけ続けてきた娯楽の中に身を置いているからこそわかる事だ。時代劇はその昔のチャンバラから始まり黒澤明でエンタメとして昇華した。現代において時代劇は思いっきりふざけた所から真実を探すのが一番正しいのかも知れない。その答えが「引っ越し大名!」である。チャップリンの言葉に悲劇は身近な人生、喜劇は距離を置いた人生というのがあるが、本作の大名達の引っ越しはまさに悲劇。それを傍観する我々にとっては喜劇。この作品の中に大名の、いや、人間の生活する事の真実、つまり答えが入っているに違いない。

映画『引っ越し大名!』(松竹 配給)は2019年8月30日[金]より全国公開
©2019「引っ越し大名!」製作委員会

映画『引っ越し大名!』公式サイト
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