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西島秀俊主演『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』釜山映画祭でお披露目へ

西島秀俊主演『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』
西島秀俊主演『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』

[シネママニエラ]西島秀俊主演のサスペンス映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』の日本公開が2014年1月24日に決定し、来月開幕の第18回釜山映画祭コリアン・シネマ・トゥデイ部門パノラマでの正式出品の場でワールドプレミアされることが発表された。なお、西島は10月4日の公式上映にあわせて渡韓し、記者会見&イベントに参加する予定。

原作は、バイオテクノロジーとミステリーを融合した司城志朗著の傑作小説「ゲノムハザード」で、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞を受賞した。映画版の舞台は日本と韓国に広がり、愛する妻の死と上書きされた記憶の真相を追う主人公の姿を捉えていく。

監督はパク・チャヌク監督のもとで助監督を務めたキム・ソンス。西島は「キム・ソンス監督と初めてお会いした時に、映画に対する情熱と愛情を強く感じ、是非ご一緒したいと思いました。脚本はとても複雑な構造をしていて、サスペンス、アクション、恋愛など多くの要素が詰まっています。役のキャラクターもとても難しく、この脚本に挑戦したいと思いました」と出演の経緯を語っている。

キム監督のデビュー作『美しき野獣』でみせた独自センスが、本作のアクション×サスペンスをどのように演出したのか。「監督はどんなシーンも深く、丹念に演出します。それはアクションシーンでも、繊細な演技が要求されるシーンでも変わりません。俳優とスタッフを信じ、一緒に役を作って下さる監督です。肉体的にも精神的にも本当に大変な撮影でしたが現場の集中力がとにかく高かったので、数々の素晴らしいシーンが、生まれたと思っています」と、西島が明かしてくれた。

撮影は2012年7月から10月にかけて、日本の東京と神戸、そして韓国にて撮影された。そして現時点で明らかになっている出演者は、主人公の前に現れる敵か味方かわからない女性記者役に韓国の新進女優キム・ヒョジン、主人公の妻を装う女・美由紀役に真木よう子、そして伊武雅刀だ。真木は「監督・スタッフのほとんどが韓国の方という、日本の現場とは違う環境の中でチャレンジしたかったです」とのこと。

映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』ストーリー
僕の名は、石神(いしがみ)武人(たけと)。ある日、自宅で殺された妻を発見する。突然、電話が鳴った。「もしもし、あなた?」―その声は、傍らで冷たくなっている妻の声だった。
直後に訪ねてきた、警察を騙る男たち。逃げる僕を助けたのはある女性記者―敵なのか?味方なのか?その女と逃走するうちに、僕にはある記憶が甦ってくる。本当の僕は、韓国人でDNA研究者のオ・ジヌだった。僕は一年もの間、見知らぬ日本人として生きていたのだ。なぜ僕の記憶は奪われ、いまなにから逃げているのか? 真実にたどり着くまでに残された時間は、5日間しかない―

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