俳優の市村正親が声を務める3DCG映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』公開記念舞台舞台挨拶に来場し、伝説のポケモン・ミュウツーの声を担当した市村。「私は誰だ!」を生披露しつつ、「ミュウツーの力は偉大!」だと感じたエピソードを語った。
本作は1998年公開の映画『ポケモン』シリーズ1作目『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のリメイク版となる。この日のイベントには市村正親、小林幸子、山寺宏一、松本梨香、大谷育江(ナレーションのみ登壇せず)、レイモンド・ジョンソン、中川翔子、湯山邦彦監督、榊原幹典監督、ピカチュウとミューツーが揃った。
観客の「ピカチュウ!」の呼びかけにより、「ピカピカ!」とステージに登場したピカチュウ。小林幸子と中川翔子が歌う、本作の主題歌「風といっしょに」が流れるなか、ゲストは客席通路を通って登壇した。
湯山監督は「初めての3DCG。途中でどうなるのか完成するのかという時期もありましたが、お客さんに見てもらうことで映画は完成すると思っているので、きょうがひとつの完成の日です!」と安堵の表情。すると榊原監督も「約2年間、100人以上のスタッフとコツコツ積み上げてきた結果です。コンピュータは自動でモノを作ってくれるイメージがありますけど、実際の現場は泥臭くて。例えば、ピカチュウの足元の草の影を手作業で直していたりします。見ていただけてうれしく思っています」と笑顔を見せた。
前作に続き、本作でも伝説のポケモン・ミュウツーの声を担当した市村。「私は誰だ!」を生披露し、「…私は市村だ」と自ら問いに答えてみせるなど客席を盛り上げる。「21年前はこの世に存在していなかった我が息子2人も(このイベントが行われた)客席に来ています。ミュウツーの力は偉大だな」とお茶目に語り、「昔の映画を見ていた人が、僕をあこがれの目で見るようになった。21年前は、そんなに注目されていなかったのに」としみじみ。
「ミューの声担当の山ちゃんでーす!」と盛り上げる山寺。「初心に返ってミューの声をあてました。たくさんの笑顔と会えたことを嬉しく思っています」と挨拶。海賊風トレーナー役のレイモンド・ジョンソンも来場!「まさか!また声を担当するとは」と語りつつ「以前と同じ声が出るのか不安だった」とし「ポケモンバトル、できるかな?」と台詞を披露し大きな拍手を浴びた。山寺とレイモンドの二人は、久しぶりに(テレビ東京系・子供向けバラエティ番組)「おはスタ」司会をつとめた感想から、この会場でも司会を代行する一幕も。
主人公サトシ役の松本は、「ポケモン、ゲットだぜ!」と令和になってもやれることがうれしい。22年前にテレビが始まり、その1年後に映画になったけれど、3DCGなんて考えられなかった。一生懸命頑張っていると、素敵なことが起こるんだと思いました」と感慨深げ。テレビアニメは14日の放送で1081回となり、「これからも作品に寄り添って頑張っていきます」と述べていた。そんなまつもは、即興で「ピカチュウ、10万ボルトだ」と技を発するピカチュウとのやりとりを生披露し、会場のちびっこを喜ばせた。
主題歌「風といっしょに」を歌った小林は「こうして皆さんの心の中で歌い継がれてうれしいです」と喜ぶ。さらにレイモンドとのやりとりでは、ポケモンカードゲームのCMソング「とりかえっこプリーズ」の1フレーズを小林が歌唱するなど、スペシャルなもてなしで観客を大いに楽しませた。中川は「(前作は)おじいちゃんと観た」と振り返り、本作でも初日の深夜の上映を観て「ハイドロポンプになった」とハイテンションで感激を口にした。
入場寺にミューツーのサンバイザーが配布されており、それをかぶった観客とのフォトセッションをイベントの最後に実施。終始ポケモン愛に包まれたイベントとなった。
松本:ピカチュウと一緒に遊びにでかけてみたい
中川:話し相手になってもらい萌えをアツく語りありたい
小林:デュエットしてハモりたい。(舞台で)自分の演じる姿を見てみたい
市村:息子2人が私のコピー。早く一緒に息子たちと共演したい
映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』(東宝 配給)は2019年7月12日[金]より全国公開
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