連続テレビ小説「なつぞら」本日放送の第95話では、福地桃子演じる夕見子(福地桃子)の駆け落ちに終止符が打たれた。
「なつぞら」は100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男のオリジナル作品。同作で、広瀬すず演じるヒロイン・奥原なつがともに暮らす柴田家の長女・夕見子を演じたのは若手女優の福地桃子だ。夕見子の子役時代を演じた荒川梨杏から引き継ぎ、演技力の高さを見せつけている。そんな福地の父親は俳優の哀川翔。親の七光りを使わず、本名の福地桃子として2016年に女優デビュー。朝ドラのオーディションは今回の「なつぞら」が3度目で、念願叶っての出演となった。
福地は本日7月19日、札幌ドームで行われるファーストピッチセレモニーに登場予定。「なつぞら」で“大志”を抱いて力強く生きる夕見子が、北海道日本ハムファイターズとともに、北海道を盛り上げることだろう。
以下、本日のドラマの内容に触れています。
北海道の家族に、駆け落ちしたことがバレてしまい、「なつ、あんたうちの家族に喋ったしょ。裏切ったしょ」と怒りをあらわにした夕見子は、数日間働いた分の給金をもらうために風車を訪れた。
東京を離れようとする夕見子に対し「好きならなして逃げるの?」となつ(広瀬すず)に問われ言い合いになってしまう。そんな緊迫した空気を和ませるために、亜矢美の提案でみんなで朝食をとることに。
朝食を食べながら高山昭治(須藤蓮)は、本気で駆け落ちが上手くいくと思っていなかったと告白。「大体、夕見は俺のことが好きでないべさ。いつも計算高くて、偉そうで、俺に対する優しさなんてひとつも感じたことなかったからな」と高山の心無い言葉からまたもや喧嘩が始まってしまう…。
二人の喧嘩を終始聞いていたなつは、涙を流しながら「夕見は、子供の頃から甘えたりしなかった。私がいたから…。9歳のときに突然見ず知らずの私がやってきて、夕見が一番親に甘えたかったときに私がいたから、夕見は誰にも甘えられずに、それでも私のこと受け入れてくれて…家族とか結婚とかそういうことに冷めてるとこがあるとすれば、それは私のせいで…」と必死に夕見子をかばいつつも、自分を責めた。
高山が風車を出ようとすると、そこには部屋の外で会話のすべてを聞いていた泰樹(草刈正雄)が立っていた。なにも言わず前を通り過ぎようとした高山を、泰樹は殴り倒すのだった。高山が去り、「夕見子、迎えに来た。一緒に帰るべ」と言う泰樹の胸に夕見子は飛び込んで涙を流した。これまで甘えた姿を一切見せてこなかった夕見子が、安心した表情で涙を流したこのシーンは、駆け落ちで暴走していた夕見子にヒヤヒヤしていた視聴者も安心したに違いない。
連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)にて放映中!