史上初!オダギリジョー『ある船頭の話』ヴェネツィア映画祭ヴェニス・デイズ出品へ
オダギリジョー長編初監督作となる映画『ある船頭の話』が、第76回ヴェネツィア国際映画祭ヴェニス・デイズ部門正式出品が決定した。脚本・監督を手掛けたオダギリ、柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、永瀬正敏、橋爪功から喜びのコメントが届いた。
本作は近代産業化とともに橋の建設が進む山あいの村を舞台に、川岸の小屋に住み船頭を続けるトイチ(柄本明)の人生を描く。
オダギリ監督は、上映に合わせて訪伊する予定。同映画祭では、これまでに出演作『蟲師』(大友克洋監督)、『叫』(黒沢清監督)、『サッド ヴァケイション』(青山真治監督)、『プラスティック・シティ』(ユー・リクウァイ監督)が上映されており、『蟲師』『サッド ヴァケイション』で参加した。
ヴェネツィア国際映画祭はカンヌ国際映画祭・ベルリン国際映画祭と並ぶ世界三大映画祭のひとつで、世界最古の歴史を持つ映画祭。なかでも、ヴェニス・デイズ部門は革新性や探求心、オリジナリティー、インディペンデント精神などに優れたハイ・クオリテイーな作品を紹介することを目的とした部門で、長編日本映画としては本作が史上初の選出となった。受賞結果は、映画祭最終日にあたる現地時間9月7日に発表される。
第76回ヴェネツィア国際映画祭は2019年8月28日[水]~9月7日[土]開催
映画『ある船頭の話』(キノフィルムズ配給)は2019年9月13日[金]より新宿武蔵野館ほか全国公開
© 2019「ある船頭の話」製作委員会
歴史ある映画祭に選んで貰えるなんて、本当に光栄です。何より嬉しいのが、作家性を重視する部門である事。しかもイタリアの監督協会から選んで貰えた事。もうイタリアに移住しちゃおうかな、ぐらいな感じです。この作品を信じて力を尽くして頂いた全てのスタッフ、キャストの方々に心から感謝申し上げます。
光栄です。オダギリジョー監督に感謝。
初ヒロイン、そして沢山の方に支えていただきながら撮影したこの作品をヴェネチア国際映画祭という世界の舞台で皆さんに観ていただけること、とても幸せです。作品を撮り始める前、オダギリ監督から「僕はこの作品に賭けている」というお話をいただきました。その強い思いを今改めて感じています。そして、この作品の一員として「ある船頭の話」に参加出来たことに感謝します。
この上なく幸せなお知らせです。世界最古の映画祭、胸がキュンキュンします。監督おめでとうございます。
オダギリ監督の世界が、様々な国の方々に観ていただける機会が拡がる、、、心から嬉しいです。監督おめでとうございます!!
完成した作品を拝見した時、ああこれは簡単にはコメント出来ないな、と思いました。人の営みに向けるあなたのまなざしが気になって、この映画は時間をおいて何度も見たくなるだろうなと思ったのです。今も様々な想いが頭の中に去来しています。オダギリ君、ありがとう。そして海外も含めお客様の反応を心から楽しみにしています。
映画『ある船頭の話』予告編
© 2019「ある船頭の話」製作委員会
映画『ある船頭の話』公式サイト
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