上段左から後藤剛範、板尾創路、國村隼、石橋凌、リリー・フランキー、冨手麻妙 下段左から伊藤沙莉、森田望智、玉山鉄二、山田孝之、満島真之介、小雪、武正晴総監督

山田孝之「海外で“ムラニシ!”と呼ばれたい」

映画会見/イベントレポート

山田孝之「海外で“ムラニシ!”と呼ばれたい」

俳優の山田孝之が主演をつとめる、Netflixのオトナ向けドラマ「全裸監督」ワールドプレミアが7月24日に開催され、山田は本作が全世界配信のため「これからは“ムラニシ!”と呼ばれたいです」と笑顔で語った。

上段左から後藤剛範、板尾創路、國村隼、石橋凌、リリー・フランキー、冨手麻妙 下段左から伊藤沙莉、森田望智、玉山鉄二、山田孝之、満島真之介、小雪、武正晴総監督
上段左から後藤剛範、板尾創路、國村隼、石橋凌、リリー・フランキー、冨手麻妙
下段左から伊藤沙莉、森田望智、玉山鉄二、山田孝之、満島真之介、小雪、武正晴総監督

武正晴総監督×山田孝之主演で描く、バブル景気に沸いた1980年代に、“業界の風雲児”とされた村西とおると仲間たちが、時代を創り上げる様を捉えた作品。

そのため招待客はバブル風ファッションで来場しており、会場はミラーボールがきらめくディスコ風となっていた。この日のイベントには山田をはじめ満島真之介、玉山鉄二、森田望智、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、板尾創路、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌、武正晴総監督の計13名が登壇した。

山田は出演オファーを受けた際を振り返り「『絶対に面白くなる』とワクワクしました。海外に行くと(『クローズZERO』での役名)“セリザワ!”と呼ばれることが多いのですが、これからは“ムラニシ!”と呼ばれたいです。いい機会をいただきました」とコメントし、会場の笑いを誘った。

山田孝之、カメラ型キャノン砲を放つ!
山田孝之、カメラ型キャノン砲を放つ!
©Netflix

武総監督は撮影を通して、山田と森田の変化を一番に肌で感じることがあったという。それに対し山田は「村西さんご本人とお会いして、スイッチを入れて話す、相手によって表現を変える部分は意識して表現しました」と村西本人との対面により得た感覚を役作りに生かしたことを明かした。

森田は「自分ではそこまで変化することを意識していませんでしたが、恵美のように私自身もこの現場で素晴らしいキャストの皆さんに囲まれて、たくさんのことを吸収できたと思います」と感謝を述べた。

最後に監督から「女性へのリスペクトなくして、これからの作品は作れないと思います。今作でも出演してくれた女優陣は本当に体を張って演じていただいていますし、スタッフたちもどうしたら女性の生き生きとした姿が描けるかを考えて取り組みました。女性の方にもぜひ見ていただきたいです。そして、この題材を選び作品にすることはとても難しかったですが、これを機に日本も難しいことを面白くすることに挑戦していければと思います」と力強く語った。

Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」
©Netflix
満島真之介さん(トシ役)

親世代の方々がまるで昨日のことのように当時のことを話す姿を見て、人間と人間が密に関わり、とてもエネルギッシュな時代だったのだと思っていました。この作品を通して令和の時代もエネルギッシュになったら嬉しいです。

玉山鉄二さん(川田役)

企画の題材が本当にすごい。Netflixは攻めてるな、と感じました。世界190か国で配信されているので、海外の友人たちも楽しみにしてくれていたり、国境を超えて観ていただける素晴らしいエンタテインメントになっていると思います。

森田望智さん(女子大生の恵美役)

恵美は表舞台に進んでゆく役ですが、その裏にあるきっかけや思いは忘れずにいようと常に心がけていました。最初は業界に進む恵美の気持ちがわかりませんでしたが、私と場所が違うだけで、彼女にとってはそこが輝ける場所なんだと理解してからは考えが変わりました。

伊藤沙莉さん(メイク担当・順子役)

毎日がすごく楽しかったです。撮影の合間に健康について話たり、本編とは真逆なとても平和な撮影現場でした。

冨手麻妙さん(村西の初監督作品の女優・奈緒子役)

チームワークが本当に素晴らしかったです。“キレイ”、“カワイイ”、“セクシー”を飛び越えて、女性に対するリスペクトを持って撮影していただいていました。“女性の裸”への概念が変わる作品だと思います。

後藤剛範さん(ラグビー後藤役)

ハワイロケでは半分が現地のスタッフさんで、カットがかかるたびに大皿にフルーツを乗せたおじさんがフルーツを配ってくれました。最初は遠慮していましたが、皆いつの間にか、おじさんを探すようになっていて、それも海外ロケならではだと思いました。

板尾創路さん(村西の先輩・小野役)

山田さんの演じる村西の豹変ぶりは本当に驚きました。あの独特な村西の口調は、小野から受け継がれたものだったりするのかなと。村西の歴史を感じられて楽しかったです。そう思うと、無駄な時代は一つもないんですね。

小雪さん(恵美の母・佐原加代役)

私自身、性について女性同士で語ったり、カップルで話し合うことはとても大切なことだと思っています。女性が発言することで自己表現していくということは、この時代に繋がるテーマになると感じ、現代の女性への応援メッセージになればと参加させていただきました。

リリー・フランキーさん(村西を追い詰める刑事・武井役)

刑事らしくない刑事の役を演じました。“村西とおる”は僕にとってポップスターなので、どんな役でもやろうと思っていたのでオファーをいただけて嬉しかったです。世界中の人が同じタイミングで観ていただけるのは嬉しいです。

國村 隼さん(新宿歌舞伎町のヤクザ・古谷役)

我々役者は、セットに入った時にフッとその気になれるかが大切。「全裸監督」の撮影現場は、その時代の空気が見事に再現されていて、素晴らしいセットでした。

石橋 凌さん(業界最大手ポセイドン企画社長・池沢役)

(あらゆる手段で村西を妨害する恐ろしさと、娘に甘い家庭的な一面を持つ役どころについて)池沢を通して、80年代の物欲や金銭欲にギラギラした熱を表現できればと思い演じました。僕には悪党か危ない男の役しかオファーが来ないのですが(笑)、実際の村西さんと池沢のモデルとなった人物はそこまで対立関係ではなかったということでしたが、ドラマの中ではより敵対するキャラクターとして役作りをしました。

オンラインストリーミング
Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」2019年8月8日より全世界独占配信

ドラマ「全裸監督」公式サイト
安藤サクラ主演『百円の恋』は女性がかっこ良く闘う物語

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