市原隼人「おいしい給食」給食マニアの中学教師役
俳優の市原隼人が主演するコメディドラマ「おいしい給食」で給食マニアの中学教師役を演じることがわかった。市原は「ドラマの概念をすべてひっくり返す、ぶっ飛んだ作品になっています」など同作の魅力について話す。
本作は、給食マニアの教師と生徒の成長を描く、笑って泣ける学園グルメエンターテインメント。教師と生徒“どちらがおいしく給食を食べるか”、静かな「闘い」を続ける様を描く。
市原が演じるのは、主人公の甘利田幸男(あまりだ・ゆきお)。給食に愛がある故にそれを愛せない奴を許せない給食絶対主義者。いつもスーツ、理詰めで話すので生徒の人気は極端に低い。ストイックな役どころを多くこなし、シリアスなイメージの強い中、自身初めて「食ものコメディ」にチャレンジし全く新しい表現に挑む。
1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子供たち、大人たちのさまざまな人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に紡がれていく。劇中では鯨の竜田揚げ、ミルメーク、ソフトめんなど懐かしの給食が毎回登場し、ノスタルジックな雰囲気が楽しめそう。
ドラマ「おいしい給食」(全10話)は2019年10月よりテレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送
© 2019 「 おいしい給食」製作委員会
Q:オファーを受けた際の感想は?
市原隼人さん 台本がとにかく面白かったです。そして、「食もの」を題材にした作品に携わったことがなかったので、単純にやってみたいという気持ちと、主人公の甘利田という人物が変わっていて楽しんで演じることができるなと思いました。ファンタジー要素もあって、今まで見たことないであろう楽しい世界観を堪能していただけると思います。
Q:主人公の甘利田を演じるにあたって、どういう役作りをされたのですか?
市原隼人さん 甘利田は、中学校の数学教師なのに、学校に行く一番の理由が給食を食べることなんです。その時点でもう、枠からはみ出ている(笑)。でも一方で、本音や確信を突くような言葉も吐ける。世の中、思っても言えないことがたくさんあると思いますが、そこをズバっと言ってくれるので気持ちいいです。演じたことのないタイプの役で、表情も動きも、振り切った演技をしています。誰も見たことのない市原隼人を100%見られると思います。
Q:食べるシーンを演じてみていかがでしたか?
市原隼人さん こんなに体力を使うとは思わなかったです(笑) 。何回も何回も食べるので。それと、大勢の人に見られながら食事をすることは普段ないので、妙な緊張感があります。甘利田は、食材一つ一つの歴史や、食べる意味、パンと牛乳のコンビネーションがなぜ安心するのかなど、色々考えながら給食を食べています。それがものすごく面白くて、感じることや学べることもあると思いますので、是非見ていただきたいです。
Q:最後に、このドラマをお送りする視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
市原隼人さん ドラマの概念をすべてひっくり返す、ぶっ飛んだ作品になっています! 給食という食を通して、大人と子供、世の中に向けたメッセージも込められています。肩の力を抜きながら、笑いながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
Q:キャスティングに関して。
企画を着想して、脚本を書く前に考える一番大事なこと。給食好きの教師、甘利田のキャラ造形をどうするか。妄想で書くより具体で書きたい。その時思ったのが、市原隼人さんでした。甘利田は強面の教師のくせして、給食なんぞに心を奪われている。その葛藤に苦悶する男。喜怒哀楽の落差をイメージした時、個人的に市原さんの「喜」と「怒」の落差が大好きだったのが理由です。勝手に市原さんイメージのまま書き進めました。書き上がってオファーさせて頂き、お受け頂いた時は本当にうれしくて、やっと甘利田が出来上がった気がしました。
Q:視聴者の皆さんへメッセージ。
ほぼ全ての日本人が体験している「初めての会食」が給食だと思います。時代と地域が違えど、給食の話題はとにかく盛り上がります。様々な飯モノドラマがありますが、決まったメニューをいかに工夫して食べるかという飯モノは初めてだと思います。ある人は思い出しながら、ある人は今との違 いを感じながら、それぞれの楽しみ方をして頂ける作品になったと思います。是非皆さん一緒に「おいしい給食」を味わってください。
市原隼人「給食バトルで負けて悔し涙を流した」
市原隼人『劇場版 おいしい給食 Final Battle』コメディとして楽しんで
ドラマ「おいしい給食」公式サイト oishi-kyushoku.com
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