三浦春馬「思いやる行動は奇跡や運命につながると思う」
俳優の三浦春馬が8月21日、主演映画『アイネクライネナハトムジーク』完成披露上映会に出席し、「奇跡とか運命って誰かが誰かを思いやって、その行動から奇跡や運命につながって行くんじゃないかなって思います。そういうエッセンスがたくさん詰まった映画になっています」とアピールした。
イベントには三浦をはじめ多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造、今泉力哉監督が参加した。本作は、伊坂幸太郎著の6章の短編から成る恋愛小説集をオール仙台ロケを敢行して映画化したもの。
この日登壇したキャストとは、本作で初タッグという今泉監督は「今回みなさん初めましてで、群像劇っていうのが、とても面白かったです。実はこの登壇しているキャストでも今日初めて会っている人がいて、これも一つの出会いで、今日も出会いの場だったんだなって思いました」と話した。
そして、3度目の共演となる三浦と多部。三浦が「“まるでオリンピックのような関係だよね”と多部さんもおっしゃっていましたが、多分20歳の時の舞台挨拶もこの会場でしたよね。運命ですね。その頃よりかは、ゆとりを持ってみなさんの前に立てているんじゃないかなって思います。そこまで緊張せず、映画の話できるかなって思います」話すと、多部は「三浦さんとの共演は安心感はがあるし、今まで共演してきたことが無駄じゃなかったんだなって思う瞬間が撮影中にたくさんありました」と振り返った。
三浦「現場でも自然体に過ごすこともできましたし、20歳の時の自分、24歳の時の自分を知っているので、現場での姿とかも覚えていらっしゃったと思うんですけど、どういう風に多部さんにいい芝居といい雰囲気を届けられるかという、良い緊張感はありました。僕にとって貴重な経験をさせてもらったなと思います」と付け加えると、多部は「また4年後にご一緒できたらなって思います」と希望を語った。
登場人物が普通の日常の中でちょっとした幸せを感じることにちなんで、日々の幸せについて「最近撮影現場で俳優の特権だなって思うことがありまして。寝ているシーンの時に、人の前で大の字で寝れるって俳優ならではだなって思いました。優越感を感じましたね。これ変ですかね?」(三浦)、「たくさんあります! 適当に作ったご飯が美味しかったり、飼っている犬が“おかえり”みたいな顔をして迎えてくれたり。車を運転している時に信じられないくらい大きな声で歌うとか」(多部)というエピソードを披露して会場を盛り上げた。
最後に代表して三浦が「奇跡とか運命って誰かが誰かを思いやって、その行動から奇跡や運命につながって行くんじゃないかなって思います。そういうエッセンスがたくさん詰まった映画になっています。ご自身の日常生活にこんな思いやりがあふれていたんだ、あの時の思いやりから成り立っていたんだって、きっかけをくれる映画になっています。今の日常生活を今以上に誇りに思っていただける映画です。楽しんでください!」と話しイベントは幕を閉じた。
映画『アイネクライネナハトムジーク』(ギャガ配給)は2019年9月20日[金]より全国公開 ※9月13日[金]より宮城県先行公開
©2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
映画『アイネクライネナハトムジーク』予告編
©2019 映画「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会
※斉藤和義「小さな夜」主題歌入り
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