田中圭×林遣都が演じた春田と牧、その二人の関係に言及したのは、映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が公開13日目で観客動員数100万人を突破した大ヒット御礼イベントの場だった。互いの役が成立したのはお互い相手の存在があると感謝した。
ドラマ、連続ドラマと続き劇場版が製作された本作は、独身ダメ男・”はるたん”こと春田創一と、上司、後輩・牧凌太、新入社員、それに開発事業部リーダーを交えた五角関係が描かれていく、ピュアな恋愛物語。実は田中は映画化が決まった当初、春田と牧の愛を伝えたいという気持ちが強かったそう。しかしながら、最終的にこのかたちになったことに満足していることは、これまで何度も明かしてきた。
瑠東東一郎監督も登壇した、この日のイベントでは観客投票の好きなシーンランキングの発表と、その撮影の裏話が語られた。裏話は割愛し結果のみお届けすると第1位「ラストシーンの春田と牧」、第2位 「サウナ」、第3位「橋の上の春田と牧のシーン」となった。
これが同作の最後のイベントということもあり、参加できなかった吉田鋼太郎からもビデオメッセージが寄せられた。また、田中圭から林遣都へ、林遣都から田中圭へのメッセージ交換が即興で行われた。ここで田中からは「遣都のパワーと情熱を受けて、本当に楽しかったです。「おっさんずラブ」がここまでピュアなラブストーリーだと思ってもらえたのは、遣都が牧を生きてくれたからだと思っています。そうでなければ、僕の春田はあのようにならなかったので、すごく感謝しています」と改めて想いが告げられた。田中は「この付き合いは一生モノだと思っています」と加えた。
一方の林は「圭くんは僕のズレたところも、僕に限らず人のダメな部分も全部ひっくるめて付き合ってくれる方。だから圭くんの周りはいい人間関係があるので、僕は私生活でも仲良くさせてもらっています。本当にいい出会いでした」とやはり感謝を示しつつ、作品と役柄について「こういう設定の物語は大変だと思いますけど、相手が俳優・田中圭だから違和感なく、構えることなく、やっていけました。牧の役が愛してもらえるキャラクターになったこと、それに現場でアドリブができたのは、圭くんが環境を作ってくれたからです」と付け加え、さらに「俳優として春田役は、誰にもできない役だと思います。この立ち位置でできるのは、俳優業の積み重ねがあればこそ、尊敬しています。“いつか自分も圭くんみたいにやりたいな”と思いながら仕事をしています」と憧れをも口にしたのだった。
観客からの質疑応答では、このチームの絆について問われた。けれども田中は「理由はわからないです」と謙虚に述べる。ここで瑠東監督が「その理由は絶対に座長の圭くんです!」と端的にまとめていた。
なお、明日6日から台湾で「大叔之愛」の題名で公開される。香港公開は9月12日から。
映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(東宝 配給)は2019年8月23日[金]より全国公開中
©2019「劇場版 おっさんずラブ」製作委員会
『おっさんずラブ』田中圭×林遣都「お泊まりロケで初めて真面目な話した」
沢村一樹×志尊淳『おっさんずラブ』参戦だお!
スキマスイッチ「Revival」をAmazonで購入する