福山雅治「会いたいと思える人がいる人生は幸せ」
福山雅治が主演映画『マチネの終わりに』公開直前イベントに来場しヒロインを演じた石田ゆり子と「愛の直感力」が試される勝負を実施。福山は、本作から「会いたいと思える人がいる人生は幸せだと教えられた」と明かした。
本作は、芥川賞作家・平野啓一郎著の長編小説を、『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『昼顔』の西谷弘監督が実写化した“切なくも美しい大人のラブストーリー”。たった三度しか出会っていない男女の6年間の出来事が描かれていく。
西谷監督は「耳に届く「音」は大事にしました。原作の中の会話を一番大事にし、通常の口語よりも少しだけニュアンスを加えました。その言葉が心地よく人の耳に入ってくるのは、福山と石田の二人のおかげ」だと感謝する。
なお、福山と石田は今作で映画初共演となる。お互いの意外な一面として「肉体的にも精神的にもタフ」(福山)、「頭がいい。全体を見るプロデューサー視点をお持ち」(石田)をあげていた。
イベントは上映後に行われ、涙ぐむ観客もちらほら。これには「泣いてらっしゃる…。ありがとうございます!」(福山)、「皆さんのお顔がいい感じ」(西谷監督)と安どの表情を見せていた。
大人の恋愛が描かれることもあり、この日のトーク内容は濃い。スカイプで会話するシーンはCG合成ではなく実際にお芝居をしていたことも語られた。そしてトークのあとには、トータライザーを用いて「誰よりも深くあなたを想う『マチネの終わりに』愛の直感力勝負!!」で福山と石田が対戦! 質問のテーマと目指すべき数字をMCが発表し、福山と石田は、その数に近づくようなテーマに添った質問を直感的に考えて、観客の答えが指定数に近い質問をした方の勝ち。
一つ目のお題は「海外」目標値「50」
福山:フランス料理が好き 44名
石田:2019年、海外に行った 18名
二つ目のお題は「愛」目標値は「6」
石田:遠距離恋愛をしたことがある 23名
福山:一目惚れした相手を6年間以上好き 24名
三つ目のお題は自由、目標値は「3」
福山:(劇中台詞の引用)“あなたが死ぬなら私も死ぬ”を言ったことがある 3名
石田:プロのミュージシャンと付き合ったことがある 5名
福山は3問目でピタリと目標値を出して、そのまま勝利となった。回答を受けて、さらなる深堀りをする福山は、観客の各回答が「興味深い」と瞳を輝かせていた。とはいえ、石田が「プロデューサー目線がある」と表現するだけあり、福山が放つその追い質問はしっかりと映画の内容に絡めていたことを記しておく。
福山は、締めの挨拶でこの映画を観て、あの時あの日、あの人にもう一度と思いを馳せ、そして自分の生きてきたこれまでを肯定的に思うため、未来に希望をもってもらえる作品になったと思うと、作品の出来栄えをアピールした。
映画『マチネの終わりに』(東宝 配給)は2019年11月1日[金]より全国公開
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