山下大輝×岡本信彦×井上芳雄『ヒロアカ』ナイン様が強過ぎる!
声優の山下大輝と岡本信彦が12月5日、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』完成披露に来場し、敵ヴィランの強さに言及。「ナイン様と言いたくなるぐらい、強すぎだし怖すぎる」と明かし、ファンの期待を見事にあおった。
この日のイベントには、レギュラー声優の山下と岡本をはじめ梶裕貴、石川界人、ゲスト声優の今田美桜、井上芳雄が出席。声優の皆さんはキャラクターの声で、「本日は『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』完成披露試写会にお越しいただきまして誠にありがとうございます! 寒い中、たくさんの方に集まっていただけて、すごく嬉しいです!」(緑谷出久)、「ザワザワしてンじゃねェ。これから今日のイベントに関する注意事項を伝えてやる!」(爆豪克己)、「今日は事前に許可された人以外の撮影・録音が禁止されている。守らない場合は、止むをえずイベントを中止にする可能性もある」(轟焦凍)、「声が小さいぞ、轟くん! 大きな声で皆に注意喚起をしていこう! イベント中、映画の上映中は、スマホの操作をしたり、立ち上がったり、周りのお客様にご迷惑になる行為はご遠慮願いたい!」(飯田天哉)、と影ナレーションを実施。その流れで緑谷出久が「みんなで一つになって、最高の完成披露試写会にしましょう! それではイベント、スタートです!」と幕開け。終盤には、sumikaが同楽曲を初めて生演奏し、観客は大いに沸いた。
本シリーズは、総人口の約8割が超常能力“個性”を持って生まれる世界で、人々と社会を守る職業・ヒーローになることを多くの若者が夢見る中、主人公のデクこと緑谷出久が成長していく姿を描く物語。劇場版では、デクらが属する雄英高校ヒーロー科1年A組はクラス全員で「次世代のヒーロー育成プロジェクト」の一環として南の離島・那歩島を訪れ、そこで敵ヴィランから島民を守るべく闘いに臨む姿が描かれる。
この敵ヴィランのリーダー格ナインは、原作者原案の映画オリジナルキャラクター。声は舞台俳優の井上芳雄が務める。そのナインの部下となるスライスも同じく原作者原案の映画オリジナルキャラクターで、CVは女優の今田美桜が担当した。
井上と今田の二人はどちらも一人でアフレコをしたそうで、未完成の画を前に「クルクル動くマルを見てうぉー!など声を上げる自分がおかしくなったような気持ちになりました(笑)」(井上)、「白黒の画から台詞を入れることを初めて知りました。その状態で声のお芝居をされる、声優の皆さんのことを本当に尊敬します」(今田)と声入れに苦戦したことを明かす。けれども、ヴィランならではの絆も芽生えたようで、井上が「悪役なりの生き方を貫いていますので応援してもらえたらと思います」と語れば、今田も「完成作を観て、悪役にも絆があるのだと思いました」と話していた。
そこから井上が「特にナインの登場するシーンが全般的にすごかったです。どうやってつくったんだ?と思うぐらいスピード感もありましたし、迫力がありました。僕が演じていてなんですけど、ナインが強すぎると思いました(笑)」と物語をより魅力的にする悪役の存在に言及。すると、梶が「得体の知れない恐怖感があった。普通は勝てないと思う!」、山下も「強いのでナイン様といってもいいぐらいで、見たときに怖い! あとは個性もめちゃくちゃ強いです!」、岡本は「強大なパワーがあって、得体の知れない怖さがある」と述べるや、石川は「そうなんです!」と皆の証言がその通りだとまとめた。
予告編ではデクと爆豪が力を合わせて敵ヴィランに立ち向かう姿が見受けられる。山下は「一作目の映画もすごいクライマックスがあって、すごく盛り上がる展開で師弟の共闘を描きました。今回はそれをさらに超えないといけない第二弾ですけど、その期待に応えていると思います。僕は(映画を観て)四回ぐらい泣きました」と語れば、岡本も「共闘するのは、一応シリーズでも描かれました。でも、今回はその時とは違う種類の共闘をしています。かっちゃんは一人でも倒したいと思っているけど、みんなで力を合わせないと倒せないぐらい強い敵。…個人的にはそんな手の取り合い方があるか!と思いましたね」とネタバレを回避で話すのだった。
後半では主題歌 「ハイヤーグラウンド」を担当するsumika(片岡健太/Vo,Gt、荒井智之/Dr,Cho、小川貴之さんKey,Cho、 黒田隼之介/Gt,Cho)がステージに登場し、本作のために書き下ろした同楽曲を披露。代表して片岡が「個性を武器に、弱点を補いながら戦っていくヒーローたちを見ていたら、自分たちがバンドを組んだころを思い出し原点に立ち戻った気持ちで作りました。僕たちが一番助けられたのは、さきほどアフレコのお話でされていた「マル」からめちゃめちゃいい声がしていたことです。職人魂を感じましたし、今回の経験がなければ見られなかった制作の過程で、自分たちへのカンフル剤になりました!」と述べた。
最後に山下と岡本が挨拶。岡本は「僕は5人でアフレコをしました。全部で10時間かかりまして、その10時間をどこまで集中力をもってできるか、キャラクターたちと共に闘いながら過ごした時間でした。皆さんにパワーをお届けできているのか、少し心配ではありますけれども、最高の映画になっていると思っています。楽しみに待っていてください!」。山下は「『僕のヒーローアカデミア』という作品の良いところが詰まった映画になりました。これから何かする人にはうってつけの勇気をもらえる作品になっていると思います。楽しみにしていてください!」と呼びかけた。
なお、この日は、プロヒーローのホークス役の声優発表も行われた。“ヒロアカ”ホークス役の声優は中村悠一「期待して」の記事にて。
映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(東宝 配給)は2019年12月20日[金]より全国公開
©2019「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社
“ヒロアカ”ホークス役の声優は中村悠一「期待して」
『ヒロアカ』山下大輝×岡本信彦×井上芳雄のワン・フォー・オールは?
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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング (長崎健司監督) – 映画予告編