『ハリエット』奴隷解放運動家の激動の人生を描く
崇高な使命のため命をかける黒人女性の勇姿を描く映画『ハリエット』(原題 Harriet /邦題未定)は、奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生の物語。
ハリエット・タブマン[ Harriet Tubman ]は、奴隷解放運動「アンダーグラウンド・レールロード」に加わり、多くの奴隷を自由に導いた。彼女の肖像が米国の新20ドル紙幣に採用される予定(2020年実施を延期)だったが、実現すればこれはアフリカ系アメリカ人女性として史上初めてとなる。
映画では、ミュージカルスターのシンシア・エリヴォが演じ、女流監督ケイシー・レモンズがメガホンをとった。全米では2019年11月に公開され、全米ボックスランキングでは初登場第4位を記録、第77回ゴールデングローブ賞のノミネーションでは、シンシア・エリヴォが主演女優賞、テーマ曲の「スタンド・アップ」が主題歌賞にノミネートされた。
映画『ハリエット』(パルコ配給)は2020年3月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開 → 延期
©2019Universal Pictures International, Focus Features LLC and Perfect Universe Investment Inc.
映画『ハリエット』あらすじ
1849年、アメリカ中部大西洋岸に位置するメリーランド州ドーチェスター郡。“ミンティ”ことアラミンタ・ロス(シンシア・エリヴォ)は、ブローダス一族が所有する農園の奴隷として、幼いころから過酷な生活を強いられていた。そんな彼女の願いはただ1つ、いつの日か自由の身となって家族と共に人間らしい生活を送ることだった。
やがて、奴隷制度廃止運動家たちの秘密組織“地下鉄道(アンダーグラウンド・レールロード)”の一員となったハリエットは、奴隷の逃亡を手助けする“車掌”としてめざましい活躍を見せる。そんななか、逃亡奴隷法が制定され、奴隷主たちに州外に逃れた元奴隷たちを連れ戻す権利が認められた。いつしか彼女は、ユダヤの民を率いてエジプトから脱出したモーセになぞらえて“黒人たちのモーセ”と呼ばれる存在になっていた。(2018年/アメリカ映画/カラー/シネスコ/125分)
監督 ケイシー・レモンズ |出演 シンシア・エリヴォ、レスリー・オドム・Jr、ジャネール・モネイ
映画『ハリエット』特報
©2019Universal Pictures International, Focus Features LLC and Perfect Universe Investment Inc.
映画『ハリエット』公式サイトharriet-movie.jp
公式SNS Twitter @HarrietFilm_JP | Instagram @ harriet.film_jp
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