窪田正孝×三池崇史監督「新宿・歌舞伎町へ恩返し!」
俳優の窪田正孝が2月15日、主演映画『初恋』の撮影場所である、新宿・歌舞伎町に恩返しをするクリーンイベントに三池崇史監督と参加。吉住健一・新宿区長と一緒に街の清掃を行った。
主演・窪田正孝は天才ボクサーのレオ役をつとめた本作は、世界中の映画ファンを虜にする三池監督“初”のラブストーリー。カンヌ国際映画祭 監督週間やトロント国際映画祭 ミッドナイト・マッドネス部門での上映は映画ファンを大いに沸かせ、異例の全米先行公開。世界30以上の映画祭から招待され、米批評家サイトRotten Tomatoesでは97%フレッシュ(2月15日)という高評価を獲得している。(英題 FIRST LOVE)
快晴にも恵まれ、静けさ残る朝の新宿。新宿区庁舎前で出発式を行い、『初恋』のタイトルロゴがあしらわれたウィンドブレーカーに身を包んだ窪田は「おはようございます!お世話になった歌舞伎町を精一杯きれいにしたいと思います!よろしくお願いします」、三池監督は「おはようございます。少しでもきれいに出来ればいいなと思います。よろしくお願いします」とそれぞれ挨拶。
お菓子の包み紙を見つけた窪田は「昨日はバレンタインデーだったからかな…!」とつぶやき、三池監督と顔を見合わせ、笑う。ボランティアのみなさんや吉住区長と談笑し、丁寧にゴミを拾い集める道中、窪田演じるレオがベンガル演じる占い師と出会う歌舞伎町弁財天に到着。窪田は「この地域のみなさんは撮影をしていても、慣れているのかそっとしてくれて、すごく演じやすかったです」と撮影当時を懐かしんだ。
その後もクリーンアップにいそしみ、驚くほど綺麗になった歌舞伎町を後にし、一行は新宿区役所に帰還した。
清掃活動について窪田は「大それたことは出来ないかもしれないけど、こういった活動に参加出来て嬉しく思いましたし、街がきれいになるって良いことだなと思いました!」と答え、「夜の撮影とまた違って、昼はやっぱり青空で気持ちがいいですね!その反面まだ少し夜の名残があって、絶妙な2面性がある街だなと思います」と振り返った。
また、10年ぶりのタッグとなった監督について、「三池監督がサングラス姿に軍手とトングを持ってる姿が可愛かったです(笑)」とお茶目なコメントも。
そんな三池監督は「撮影の時は上ばかり見ていたように思います。仕事の面で言ってしまうと、落ちているゴミにも一つの大事な風景のように感じてしまうんですが、こうして改めて足元に目を向けてみると、きれいにしたいなという気持ちが湧き、また違った歌舞伎町を見れたような気がしました」と話した。
映画『初恋』(東映 配給)は2020年2月28日[金]より全国公開
©2020「初恋」製作委員会