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寺島しのぶ&ムン・ソリ、互いの才能に「嫉妬する」と吐露【第26回東京国際映画祭】

第26回東京国際映画祭、国際審査員の方々
第26回東京国際映画祭、国際審査員の方々

[シネママニエラ]2013年10月17日、第26回東京国際映画祭が開幕。一連のオープニングセレモニーの後には、同映画祭コンペティション部門の国際審査員による記者会見が行われ、委員長でア映画監督のチェン・カイコーをはじめ、女優のムン・ソリ、プロデューサーのクリス・ブラウン、監督のクリス・ワイツ、女優の寺島しのぶが出席し持論を述べた。

この日の会見は、中国人記者の質問がメインとなり、カイコー委員長への質問が続いた。質問には丁寧に答えていたカイコー委員長だったが、国際的な場だとして気を遣い「ほかのメンバーに質問を」と促す一幕も。

すると審査員の中でも女優である寺島、ムンのふたりに対して、「演技の注目ポイントと、それによる審査への影響は?」という質問がなされた。ムンは「経験が20年30年のベテランの演技に感動することもあれば、新人もしくは素人の演技に感動することもあります。そういうことを考えますと、わたしのポイントは真心、誠意だと思います。それが伝わる演技に出会えることを期待しています」と語り、寺島は「映画そのものを単純に観れる映画もありますが、やはり女優という職業である以上、(他者の)演技が気になります。映画を見て、『わたしがこれを演じたほうがいい』と思うのは、おそらくいい映画ではないと思います。そして、その役者に嫉妬するのは、いい映画だと思います。実際、映画『アオシス』のムン・ソリさん(の演技)に嫉妬しましたから」と明かせば、ムンも英語で「わたしも寺島さんにいつも嫉妬している」と応答し、才能あふれる者同士、よき審査仲間となれそうな雰囲気を醸し出していた。

第26回東京国際映画祭
開催期間=10月17日[木]~10月25日[金]9日間
会場=六本木ヒルズほか
公式サイト

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