古田新太×松坂桃李『空白』吉田恵輔監督とタッグ!
古田新太×松坂桃李が実写映画『空白』で初共演を果たしていることがわかった。タッグを組む吉田恵輔監督がオリジナル脚本で挑む本作は、ティーンの万引き未遂事件を機に命が奪われたことを背景にした「全員被害者・全員加害者」の物語だ
本作は、現代における人と人のつながりや家族の絆、そしてメディアの正体を浮き彫りにし、思わぬ方向に感情が増幅してしまう危険性をはらむ現代社会を映し出していく。映画『あゝ、荒野』『愛しのアイリーン』『新聞記者』のプロデューサー河村光庸(スターサンズ)が手がけるサスペンス・ヒューマンドラマ。撮影は3月下旬より4月中旬までの予定、公開は2021年となる。
キャストは、劇団☆新感線で劇団の看板役者として、更には、2019年「俺のスカート、どこ行った?」(NTV)で女装家の教師役を演じて話題となった、今回6年ぶりの映画主演を務める古田新太と、『不能犯』『娼年』(18)、『居眠り磐音』『新聞記者』(19)と話題作で主演を務めた松坂桃李が実写映画では初共演。
古田が演じるのは、交通事故で死亡した女子中学生の父親で、真相を探るため関係者に様々な圧力をかける漁師の添田充。一方松坂は、女子中学生が死亡したきっかけを作ったスーパーの店長・青柳直人を演じます。実の娘を失い、落胆と怒りにかられる父親と、その圧力だけではなくマスコミにも追われることになる青柳の心の機微をそれぞれがどう演じるのか、古田と松坂が起こす化学変化に期待は高まる。
いつもふざけてばかりのおいらですが、ちょっと頑張って哀しいお父さんを演じられたらなと思います。社会の何かおかしいなというようなものの話のタネになるような作品になれば。桃李とは“パディントン”と“お父さん”なので、何の問題もありません。
タイトル通りの作品です。シンプルではありますが様々な解釈ができる、そんな映画になる気がします。撮り終えた時に「空白」という作品が自分にとってどんな答えをもたらす映画になるのか、それを問いかけながら撮影に臨みたいと思います。
主演の古田新太さんとは実写では初共演になります。どんな作品においても圧倒的な存在感があり直球でも変化球でも受け止めて下さる方という印象です。そんな古田さんと今回、どんなキャッチボールができるのか楽しみでもあり、怖くもあります。
自然と湧き起こる繊細な感情を丁寧に演じていきたいと思います。
最近のゴシップニュースはまるで魔女狩りかと思わせる。人の不幸で飯を食い、ストレス発散で悪意のコメント。本当腐っている……と言いつつ自分自身も、それを楽しんでいる気もする。所詮、他人事みたいな想像力の無さがそうさせているのだろう。無感情、無関心の空白な世界。偉そうに世直しするつもりはない。皆様と一緒に少しだけ想像するきっかけになる作品を作れたら幸いです。素晴らしいキャスト、スタッフと共に空白な世界に何か色をつけれるよう努力します。※吉田の吉は、つちよしが正式表記です。
映画『空白』あらすじ
全てのはじまりは、よくあるティーンの万引き未遂事件。スーパーの化粧品売り場で万引き現場を店主に見られ逃走した女子中学生、彼女は国道に出た途端、乗用車とトラックに轢かれ死亡してしまった。
女子中学生の父親は「娘が万引きをするわけがない」と信じ、疑念をエスカレートさせ、事故に関わった人々を追い詰める。一方、事故のきっかけを作ったスーパーの店主、車ではねた女性ドライバーは、父親の圧力にも増して、加熱するワイドショー報道によって、混乱と自己否定に追い込まれていく。
真相はどこにあるのかー?
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