SSFF & ASIA『11月1日 / November 1st』グランプリ受賞!
国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2020」(SSFF & ASIA)アワードセレモニーが9月27日、明治神宮会館で開催され各賞が発表された。
本セレモニーでは、ジョージ・ルーカス監督の名を冠したグランプリ、「ジョージ・ルーカス アワード」と、来年の第93回アカデミー賞短編部門ノミネート候補となる「オフィシャルコンペティション supported by Sony」およびノンフィクション部門の優秀賞を発表・授与。
そして、海外からも注目を浴びる「東京」の魅力を発信するCinematic Tokyo部門、25歳以下の国内在住監督によるU-25プロジェクト、CGアニメーション部門など各優秀賞など計10の賞を発表・授与した。
注目のグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」は、チャーリー・マントン監督の『11月1日/November 1st』が受賞!
本映画祭の最高賞である「ジョージ・ルーカス アワード」にはチャーリー・マントン監督の『11月1日/November 1st』の受賞が発表されました。グランプリとなった本作品は、「オフィシャルコンペティション supported by Sony」の優秀賞の他2作品とノンフィクション部門 優秀賞と共に、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となります。グランプリ受賞のチャーリー・マントン監督はスクリーン上で満面の笑みを披露。審査員の犬山紙子さんは「母親と娘の感情がぶつかり合うところが見応えがあった。作品を見ながら一緒に傷つき、一緒に考えさせられる作品だった」と高く評価しました。
レッドカーペットには華やかな衣装に包まれた豪華ゲストが続々と登場!
感染症対策の一環として関係者のみにて行われた、セレモニー開演前のレッドカーペット。本映画祭代表の別所哲也とLiLiCo 。さらに、オフィシャルコンペティション審査員からは、伝統的な袴姿に身を包んだ和泉元彌、真っ白なドレスにブルーのお花が爽やかなドレス姿を披露した犬山紙子、シックなブラックドレス姿の筒井真理子や深田晃司監督、CINEMA FIGHTERS projectからは、GENERATIONS from EXILE TRIBE の白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、 EXILE HIROらが次々姿を見せた。
「Cinematic Tokyo部門」では映画祭ナビゲーターのGENERATIONS from EXILE TRIBE 関口メンディ―が登場。8月28日に映画祭代表の別所哲也が都知事を表敬訪問し、本部門優秀賞/東京都知事賞『グッピー』の発表を行った際の映像で振り返った後、シックな黒のドレスに身を包んだ小池百合子・東京都知事が登壇。
都知事は「コロナによって、アーティストやパフォーマー、文化を支える多くの方々が打撃を受けてこられましたが、東京都ではそのような方々を応援したく動いております。そのような中で、東京の街の素晴らしさを世界に発信していただくような作品を作っていただき大変嬉しく思います。ぜひ多くの方に観ていただき、文化発信地・東京から、日本を元気にしていきたい」と期待を述べた。
「CGアニメーション部門」優秀賞の発表では、ナビゲーターの数原龍友が登場。リモート出演の審査員、上坂すみれ、熊坂出監督、デジタルハリウッド大学学長の杉山知之学長が「クリエーターのレベルが物凄く上がっていて、さらにCGの技術も非常に発展していますね。実写と違い、表現方法を幅広く選べるのがCGの強み。こうして世界の若手クリエーターが新しいCG表現に挑戦していることを大変嬉しく思います」と、受賞作品『宇宙の恋』監督へ称賛コメントを残した。
ジャパン部門ノミネート監督の中からオリジナリティと可能性を感じる監督に授与される本アワード授与の場面では、ナビゲーターの小森隼が登場。「ダンスも映画も、エンタテイメントという大事な文化だと思います。日々変わる現状の中、今触れるエンタテイメントが未来に繋がっていくと思うので、子どもたちにもどんどん触れていっていただきたいですね。大変な時期ではありますが一緒に盛り上がっていきたいです!」笑顔でエールをおくる。
アワードプレゼンターの小川紗良は「ワンカットずつの世界観がすごく綺麗に描かれている部分に魅力を感じました。短い時間の中で、笑いや感動、すれ違いや再会などのシーンがギュッと詰まっていて、完成度の高さをものすごく感じました。本作から、海外の架け橋となる作品をわたしも作っていきたいです」と期待を込めて語った。
Make Impossible Possible(メイク インポッシブル ポッシブル)(不可能を、可能に)」 というテーマを力強く伝える作品に贈られる本アワード、バイオジェン・ジャパン株式会社 アジェイ・スレイク代表取締役社長が登壇。
「Make Impossible Possible (不可能を、可能に)には、他の人のために何かを成し遂げたいという思い、深く他人を思いやることがテーマとマッチしていました。治療に前向きな勇気と希望を与えることが大事なのですが、映画という手法はとても効果的です。これからも患者さんの人生に少しでも力になれるよう、バイオジェンは今後も活動してまいります」と本アワードにかける想いを述べた。
25歳以下の国内在住監督による、5分以下の作品に贈られる本賞の発表・授与には、ナビゲーターの佐野玲於が登場。「素晴らしくて3回も見てしまいました! 5分間という短い時間の中で、起承転結を上手に表現している部分に驚いたのと、何事も若いうちに挑戦し続けることが大切だと改めて感じ、刺激を受けました」と、同世代ながら映画作品を作り上げる監督を称賛していた。
オフィシャルコンペティション3部門の受賞作と共に翌年の米国アカデミー賞へノミネートとなる本優秀賞の発表と授与には、ナビゲーターの片寄涼太に続き、審査員の滝田洋二郎監督、望月理恵が登場。「ノンフィクション、ドキュメンタリー映画は新しい世界観や文化を教えてくれる作品が多いので好きです!」(片寄)と受賞作品の魅力を語りました。
公式審査員の和泉元彌、犬山紙子、筒井真理子、 深田晃司監督が登壇。アメリカからはVimeo シニアキューレーターのジェフリー・バウアーが映像出演しコメントした。グランプリの、インターナショナル部門優秀賞受賞『11月1日』(チャーリー・マントン監督)に。リモート出演の監督と共にフォトセッションが行われ、別所の感謝の言葉と共にアワードセレモニーを締めくくった。
EXILE HIRO 、SSFF & ASIA 代表 別所哲也、作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された、詩と音楽、映像を一つに融合するプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」第四弾の全6作品の監督・キャスト発表が行われ、EXILE HIRO、GENERATIONS from EXILE TRIBEが登壇。SABU監督作品、新城毅彦監督、山下敦弘監督、森義隆監督、真利子哲也監督、久保茂昭監督はリモートで参加した。
EXILE HIRO は「今回、第4弾にしてはじめてGENERATIONS がチームとしてシネマファイターズとコラボレーションさせていたのですが、素晴らしい監督の皆さんに囲まれて、一人ひとりの個性を引き出せていただけたのかなと思います。まだ全ての作品ができあがったわけではないのですが、完成を楽しみにしています。来年公開を予定していますが、その時には今までにない面白いエンタテインメントとして皆さんにお届けしたいと思います」と、プロジェクト第4弾への意気込みを語った。
GENERATIONS「CINEMA FIGHTERS」第4弾に全員参加︕6作を発表!
November 1st (2019)