同作は『海猿』シリーズの原作者による、新たなバディ・ストーリー。真っ直ぐな主人公と人命を助けるために人の楯となる存在の警備犬の知られざる絆を主軸に、彼らが任務に当たる様を描く。東日本大震災の発生で撮影が中断するなど困難を克服して完成した作品だ。そのことからも、市原は「自分の仕事に誇りを持つことの大切さ」を訴え、「(本作が)家族や仲間、友達といった絆の懸け橋になれば」という思いも述べた。
七高監督は「爆破シーンは、ほぼCGなし! 本物にこだわりました」と迫力映像の秘訣を明かし、そのぶんキャスト陣には、苦労を強いたと低姿勢に。すると、市原が「天井まで炎が上がる中、芝居したのは初めて。人間でも大変なのだから、(相棒となるシェパード犬の)シロに『大丈夫だよ』と声をかけ続けた」という。なおかつ、動物好きの市原は、無理強いさせられた姿を見たくなかったという心情も吐露しつつ、「撮影後はススで真っ黒に。シロがクロになっていました(笑)」というシャレも。同じく犬好きのため犬と共演できると喜んで出演を決めた時任は、市原らのリーダー役であり「犬がいなかった…」と寂しげ。これには小森が「続編では相棒を付けます!」と断言、そのためにも第1弾のヒットが必至だと訴えた。
撮影現場では相棒犬=ウチの子、自慢合戦になっていたそうだ。「市原とシロの絆は相当です(村上)」と言う声も飛ぶ中、戸田は「(相棒犬役の)ブランドがなかなか懐いてくれなくて。隙を見てシロにちょっかい出してました(笑)」と、お茶目なコメントをしたが、「現場で感じた炎の温度、その熱さをお芝居で表現する難しさがあった」と語り、メリハリを付けた。
舞台挨拶では、聴くほど味が出るスルメサウンドが魅力である、主題歌「僕の宝物」担当のシクラメンが登場し、同曲を観客の前で熱唱。作品テーマにぴったりの熱いサウンドに、市原らも大満足の表情を見せた。
日本公開=2011年10月1日
配給=東宝
公式サイト http://www.dogpolice-movie.com/
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旧URL
http://news.livedoor.com/article/detail/5832026/