以下、キャストたちのコメントより、ご挨拶/オファーを受けたお気持ち/撮影前の準備/北野監督だから描けたと思ったこと/特に印象に残っている撮影のエピソードの順で各人ごとにご紹介。
<西島秀俊> <加瀬亮> <中村獅童> <浅野忠信> <大森南朋>
加瀬 亮さん(織田信長役|狂気を纏う天下人。自身の跡目を餌に、家臣の秀吉・光秀らに謀反人・村重の捜索を命じる)
北野監督の作品は『アウトレイジ』シリーズ以来の出演ですが、前回の『アウトレイジ』シリーズでも自分からは遠い役を演じて大変だったのですが、今作も案の定大変な目に遭いました(笑)。
オファーはずいぶん前にいただいて、最初に読ませていただいた台本と完成した作品は結構違かったのですが、戦国時代のドラマや映画はどうしてもエンターテイメントとしてキレイなイメージが増幅しているように思っていて、本当のところはどうなんだろうと考えていました。
自分に信長役をくれるのは、北野監督しかいないと思いました(笑)。ほぼ全員と言っていいと思いますが、全員酷い役で、残酷なシーンもたくさん出てくるのですが、北野監督がそういった残酷なシーンを描くと、最終的に品の良い映像になっていると感じましたし、他の監督では絶対に描けないと思いました。
今回、信長役だったので、自分の下にいる人がみんな先輩で、台本を最初に読んだときはものすごくやりにくいなと思ったのですが、ほとんどが他作品でもご一緒したことのある方達だったので、胸を借りるつもりで思い切って演じました。
映画『首』(KADOKAWA 配給)は2023年秋より全国公開
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