以下、キャストたちのコメントより、ご挨拶/オファーを受けたお気持ち/撮影前の準備/北野監督だから描けたと思ったこと/特に印象に残っている撮影のエピソードの順で各人ごとにご紹介。
<西島秀俊> <加瀬亮> <中村獅童> <浅野忠信> <大森南朋>
若い頃から北野監督の作品が大好きで、いつか出演するのが夢でした。仲良くさせていただいている大森さんにいつも「監督の作品に出るにはどうすればいいのか?」と相談していたのですが、自分から監督に声をかけるのもおこがましく、いつか出られたらとずっと思っていました。そんな時に、この作品のお話をいただいて、今まで演じたことの無い役をいただけて、新しい中村獅童を引き出してくれたと感じています。本当に感謝しています。
本当に嬉しかったですし、あまり役を作り込まないように意識して、北野監督の色に染まれるかを意識しました。あまり監督に質問をするというよりも自分で考えるという経験をさせていただき、素晴らしい時間でした。今までで一番汚い役でしたが(笑)、楽しかったですね。
今まで描かれてない戦国時代の話ばかりで、本当はこういう時代だったんだなと思いました。この作品にヒーローは出てこないですし、ハードな描写も多いですが、この作品としての品格は北野監督ならではだと感じますね。僕は時代劇が好きですし、歌舞伎の世界で生きているので、衣装とかカツラとか意識してしまうのですが、細かいところまで本当に忠実で、素晴らしい作品に参加させていただいたなと思いました。
秀吉が嘔吐した後の川に沈められるシーンがあったのですが、尊敬する大好きな監督なので汚いなど思わずに喜んで演じさせていただいたのが印象に残っているのですが、本編ではカットされていました(笑)
>北野監督
ちょっと溺れ方が下手だったので(笑)
映画『首』(KADOKAWA 配給)は2023年秋より全国公開
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