大幅に改善され、極上のエンタメ大作になって帰ってきた『アイアンマン2』!
『アイアンマン2』でメガホンをとった、ジョン・ファブローの監督作品といえば。
・『エルフ -サンタの国からやってきた』- Elf (2003)
・『ザスーラ』 Zathura: A Space Adventure (2005)
・『アイアンマン』 Iron Man (2008)
・『アイアンマン2』 Iron Man 2 (2010)
といった作品がありますが。これまで彼の作品は、(作品としては面白くても)シークエンスごとに「プツン」って流れが途切れるという印象を持っていました。で、そのたびに「あ、今映画館にいるんだ」って。現実に戻っちゃう……くすん。ところが『アイアンマン2』では、大幅に改善!
あまりに流れがよくなったことに興味を持ちまして。
そのあたりのスタッフを調べてみました。
ひっかかったのは、こちらの方々。
『アイアンマン』
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『アイアンマン2』
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◆脚本 Writing credits(WGA) Mark Fergus (screenplay) & Hawk Ostby (screenplay) and Art Marcum (screenplay) & Matt Holloway (screenplay) |
◆脚本 Writing credits(WGA) ジャスティン・セロウ/Justin Theroux (screenplay) 『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』の脚本を務め、ロバート・ダウニー・Jrnoの推薦で本作に携わることに。 |
◆編集 Film Editing by ダン・リーベンタール/Dan Lebental 『エルフ -サンタの国からやってきた』(2003) 『ザスーラ』 (2005) 『アイアンマン』 (2008) 『アイアンマン2』(2010) |
◆編集 Film Editing by ダン・リーベンタール/Dan Lebental 『アイアンマン』でサテライト賞編集賞を初受賞。ジョン・ファブローの監督作にはこの人あり、という編集技術者。 リチャード・ピアソン/Richard Pearson 『007/慰めの報酬』『俺たちフィギュアスケーター』『ゲットスマート』『ユナイテッド93』『ボーン・スプレマシー』を担当した編集技術者。アクション映画に定評あり。 |
このリチャード・ピアソンの参加が最大のポイントだったのではないかと推測。シーンのつなぎ目を追ったのですが。前作で感じた興ざめ感ゼロ!で、とてもリズミカル。
そのおかげでトランスフォーマーなどのマシーンバトルが大好物の筆者にとっては、『アイアンマン2』でのマシーンバトル祭りに、テンション↑↑まくり。そんなバトルの一部がYou Tubeで見られます。
このシーンは「ターミネーターかい!」とツッコミたくなりましたが(笑)。後になって、重要なシーン(前フリとオチ)だと分かります。どのように重要か、どんなオチか。劇場でお確かめください。
本当の戦いand面白さ幕開け! ってタイトルの意味
というわけで『アイアンマン』はイマイチと思っていた筆者。
原作に馴染みがないためアイアンマン・アーマーの顔。特に口元。
「怪物くん」のフランケンを彷彿させる、間抜け面に見えたこともあり。
日本で同時期に試写で観た『インクレディブル・ハルク』のが断然好みでした。
ところが、今回の『アイアンマン2』はリズミカル、悲哀も含めた敵役っぷりこれでもか!というマシーンバトル、パワードスーツの進化、美女のセクシー対決、すっかりツボにはまりまして。
ぜひ、この流れを維持して『アイアンマン3』、そして『アベンジャーズ』(2012)に繋げてほしいなと思っています。
日本公開=2010年6月11日
配給=パラマウント
Iron Man 2, the Movie: © 2010 MVL Film Finance LLC. Iron Man, theCharacter: TM & © 2010 Marvel Entertainment, LLC & subs. All Rights Reserved.
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