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『SAND LAND』○○○の時代がやってきた!

『SAND LAND』○○○の時代がやってきた!

“圧倒的完成度を誇る名作”と称される鳥山明著の漫画「SAND LAND」(全1巻)をベースにした、映画『SAND LAND』のIMAXプレミア上映会がTOHOシネマズ日比谷にて実施され、田村睦心、山路和弘、チョー、鶴岡聡、imase(主題歌)、横嶋俊久監督が出席。巧みな話術で大いに盛り上がったイベントで、会場に一体感が生まれたのは「じじいの時代がやってきた」という一言だった。

左から横嶋監督、imase、チョー、田村睦心、山路和弘、鶴岡聡

本作は、魔物と人間が共存する、水を失った砂漠の世界を舞台に、悪魔の王子・ベルゼブブが、魔物のシーフ、人間の保安官・ラオと共に砂漠のどこかにある幻の泉を探す旅を描くストーリー。本国に先駆けて、アメリカ・サンディエゴコミコンのワールドプレミアにてお披露目し、カナダ・ファンタジア国際映画祭では審査員特別賞を受賞した。

現地入りした、横嶋監督は「直前まで仕上げ作業をしていて、ヘロヘロな状態で行った」そう。オリジナル音声で英語字幕での上映だったそうだが、「2,000人規模の会場が満席で、ギャグのところでは笑いが、いいシーンでは拍手が起きていた」と嬉しそうに振り返った。

ベルゼブブ役の田村は「(製作国の)日本ではなく、先に海外なんだ!と思いましたけど……。海外でも盛り上がってくれたら、もしかしたら“いろいろな展開があるのかもしれない?!”という期待感もありますよね」と嬉しい展開を口にすれば、敵対するアレ将軍役の鶴岡も「実写になるとか?」と同調。田村は「実写に?!」と驚きつつも「ま、そういう展開もありますよね。ハリウッドとかね」と言い、吹替え時には“ボイスキャストの継続を”とアピールした。

終始なごやかなトークが展開したが、MCによる「今日はリスペクトを込めて“じじい”と表現させていただきます。“じじい”という、先生のこだわりがつまったラオというキャラクターをどのように表現されたのでしょうか」という問いかけに端を発し、ラオ役の山路が「“じじい”に関して言えば、このアニメーションは平均年齢が高い!」と発言。

続けて、シーフ役のチョーが「そういうアニメ作品は他にはあまりないと思います。いわゆる世の中のおじさん、おじいちゃんと言われている方々に楽しんでいただけると思います!」と満面の笑み。MCからシーフもおじいちゃんですと投げかけられるや、「もうこの作品は、“じじいによる、じじいのための、じじいだけのための作品”でございます!」と言い切ることに。これに会場から大きな拍手が寄せられ、「ついに!“じじい”の時代がやってきたか! 本当に嬉しいです」と、うれし泣きな展開で、この日一番盛り上がったトークとなった。

補足:本作は老若男女問わず、お楽しみいただけると思います。

imaseはダンスクリエイターチーム「Hoodie fam」とともに生パフォーマンス

イベントの後半は、同作の主題歌「ユートピア」を書き下ろしたアーティストのimaseが登場し、同楽曲を生披露。楽曲制作について、imaseは「この作品を読んで、本当に大切なものは自分の周りにあるのではないか。それに、たまには自分自身を愛してみることも大切なのではないかと思って制作しました。音に関して言うと、ワクワク感やアドベンチャー感が溢れる作品になっていますので、そこも楽曲から演出できるように華やかできらびやかな楽曲を目指して作りました」と話した。

主題歌「ユートピア」を書き下ろしたアーティストのimaseが登場

横嶋監督も「僕としては『軽快な気持ちで劇場を出て行ければ有り難いです』とオーダーした」ことを明かし、「オーダー以上の楽曲になっていました。聴いた時に、スタッフ全員で盛り上がった記憶があります」と賛辞を送った。映画公開前の唯一の試写会かつIMAXでのプレミアム上映、かつimaseの「ユートピア」生パフォーマンスという、とてつもなくスペシャルなイベントとなった。

映画『SAND LAND』(東宝 配給)は2023年8月18日[金]より全国公開
©バード・スタジオ/集英社 ©SAND LAND製作委員会

映画『SAND LAND』公式サイトhttps://sandland.jp/
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