[シネママニエラ]福山雅治が、累計動員数2,285,399人を突破した主演映画『そして父になる』の是枝裕和監督によるティーチインイベントに、急遽サプライズ登壇し、初めて日本の観客からの質問に答えた。
10月28日の新宿ピカデリー。福山の登壇を知らされていない観客は「是枝監督のティーチイン」だとして認知されていた。この日は、司会者を立てずに、是枝監督が「しばらく海外にいましたが、『ティーチインをよくやっている』と話していたら是非参加してみたいとある人に言って頂いたので、本日は超サプライズゲストをお招きしています!」と前置きをしてから、「福山雅治さんです!」と福山を場内に招き入れた。
当然、場内は大絶叫! 是枝監督も「『ヤダー』という声が聞こえましたけど(笑)」と、来場者を喜ばせることができれうれしそう。そして「福山さんは国内でのティーチインは初めてなんですよね?」と福山に問うと、福山は「そうですね、司会進行も自分たちでしないといけないのも初めてですね」と応じ、客席に質問を募った。
最初に質問した女性客は「福山さん、20年来のファンです!! 福山さんの歌も映画も全部聴いたり、観たりしていますが、この作品の福山さんだけはかっよく見えませんでした。自分では良多のことをどう思っていますか? あと、ご自身は福山さんが演じられた父親とリリーさんが演じられた父親、どっち側だと思いますか?」というもの。
これに対して福山は「自分が、この役を演じるからといって自分が最終的にどう映るのかと思って、撮影にのぞむことはないんですね。最後の撮影で監督に、良多の良い所は一つもなかったですねって言いました(笑)。あと、自分は良多方面の人間だと思います。こういう世界ですから子供も良い学校に入れるかもしれないし(笑)。でも、選択肢が多くある環境はつくってあげたいと思いますね」と答えていた。
濃密な時間はあっという間に過ぎ、監督は次回のティーチインに意欲的な言葉を残し、福山は「長年皆さんの心に寄り添える一本になれればと思います」と語った。
英題=LIKE FATHER,LIKE SON
日本公開=2013年9月28日
配給=ギャガ
公式サイト
©2013『そして父になる』製作委員会
[amazonjs asin=”B00HVTH362″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”そして父になる Blu-rayスペシャル・エディション”]