芳根京子×かが屋（加賀翔・賀屋壮也）『ドラえもん』公開アフレコに臨む！

シネママニエラ編集部

10か月前

藤子・F・不二雄の生誕９０周年となる記念すべき年に、「映画ドラえもん」シリーズの第４３作目となる映画『ドラえもんのび太の地球交響楽（ちきゅうシンフォニー）』が公開となる。ゲスト声優の芳根京子・かが屋（加賀翔・賀屋壮也）が、都内で行われた公開アフレコイベントに出席し、本作に参加した気持ちやアフレコの感想などを語った。

本作は、シリーズ初の“音楽”をテーマにした物語で、ドラえもんとのび太たちが地球の危機を救うべく、素敵な仲間と出会い、“音楽”を通じて、心を通わせていく、という。

通常であれば緊迫感が漂う公開アフレコ。だが、そうとは思えぬほど、ユーモアを交えて公開アフレコに臨んだのは、かが屋（加賀翔・賀屋壮也）のおふたり。冒頭のご挨拶から間をおくことなく、手渡された台本について「電話帳みたいな厚さ！」（賀屋）だと発して、「すごく緊張する」と述べていた芳根も、思わず笑い出す。そんな光景を目にした取材陣もほっこり。

アフレコは、かが屋（加賀・賀屋）の「漫才のシーン」「バンドマンのシーン」、芳根の「出会いのシーン」「縦笛のシーン」の順番で、テストと本番の収録を繰り返し、音響スタッフからの「オーケー！」を得て終わった。

芳根は「こんなに楽しいとは思いませんでした。もっと緊張してガチガチになると思っていましたが、（かが屋の）お二人に笑わせてもらって緊張がほぐれました」とキュートな笑顔を見せており、賀屋は「みんなの前で、照れていることを指摘されたことがすごく恥ずかしかったです。一生懸命頑張りました！」と真面目にコメント、加賀は「“堂々と”を心がけたんですが、普通にセリフを飛ばしてしまいました。それなのに『よし！』って言っていましたからね」と反省モード。

バンドマンのシーンでのボーカルの役は、本作の主題歌を務めたVaundyが担当。かが屋のふたりは、アフレコ時にそのことを知らされておらず、「Vaundyさんと路上ライブさせてもらえるんだったら、教えておいてくれよ！」（加賀）、「Vaundyさんに向かって、（台詞で）『僕らの音楽は、こんなもんなのかよ！』と言っていますから！　後から知ってゾッとしました」（賀屋）とぼやいていた。

実は、芳根も二役を務めており、「『難しいな～』とは思ったんですが、“どうしてその二役を私が担当しているのか”というのも本作ではポイントになっているので、ぜひ注目してもらえたらと思います」と話し、「収録がすごく早く終わっちゃった時に、あまりにも早すぎるから、『笑い声でも録っておこうか！』と言われて、笑い声を録りました」と明かした。その場でスタッフから「採用」と告げられ、「私の笑い声が使われている！」と喜びテンションを上げていた。

ちなみに、かが屋のふたりも、アフレコ現場で役が増えたそう。「一つ目のアフレコを終えて、チェックを待っている間に、賀屋がマイクを付けている状態で『まだ帰りたくないな～。もうちょっとやりたいな～』と言ったんです。そしたら、スタッフさんが『どうしますか？もう一言どうですか？』って言ってくださいました」（加賀）、「ぶりっこ作戦、大成功！　甘えたら役をいただけました。図々しさも時には……。本当にありがとうございます」（賀屋）。加賀は「本当にこんなことはないと思います。役をもう１個もらえたので、デリカシーのない友だちがいてくれて本当に助かりましたね」とフォローしていた。

シリーズ初の“音楽”をテーマにした物語ということで、音楽にまつわるトークも。芳根は「幼い頃、すごく人見知りが激しくて、人とコミュニケーションをとることが得意じゃなかったんです。だけど、幼い頃からピアノとフルートをやっていたってこともあって、小学校の時に吹奏楽部に入ったんですよ。そしたら、そこで波長の合う友だちに出会えたり、環境に恵まれたりして、人とのコミュニケーションが大好きになったんです。あそこですごく明るくなれました。世界が明るくなった感じがしたので、私は音楽に本当に救われたと思います。今度行われる「ドラドラ♪シンフォニープロジェクト」で、ドラえもんと小学生の皆さんと一緒に楽器の演奏をする機会があるんです。その時もフルートで参加させてもらうので、「幼い頃からやっていて良かった～！」って、今も音楽に救われています」と語る。

アフレコに駆けつけた、ドラえもんからの質問は、「今回の作品でも、僕のひみつ道具がたくさん登場します。皆さんが常に持ち歩いていたいひみつ道具は何かあるかなぁ？」というもので各自がそれぞれ答えて（賀屋「ほんやくコンニャク」、加賀「タケコプター」、芳根「アンキパン」）イベントは幕を閉じた。

映画『ドラえもんのび太の地球交響楽』あらすじ・作品データ

学校の音楽会に向けて、苦手なリコーダーの練習をしているのび太。その前にあらわれた不思議な少女・ミッカは、のび太の吹くのんびりのんきな「の」の音を気に入り、音楽がエネルギーになる惑星でつくられた“音楽ファーレの殿堂”にドラえもんたちを招き入れる。ミッカはこの殿堂を救うため、一緒に演奏をする音楽の達人ヴィルトゥオーゾを探していたのだった！ひみつ道具「音楽家ライセンス」を使って楽器を選び、ミッカと共に演奏することで、少しずつ殿堂を復活させていくドラえもんたち。しかし、世界から音楽を消してしまう不気味な生命体が迫ってきて、地球にも危機が…！！はたして、“音楽の未来”、そして地球を救うことができるのか！？
（2024年／日本映画／115分予定）
ドラえもん：水田わさび　のび太：大原めぐみ
しずか：かかずゆみ　ジャイアン：木村昴　スネ夫：関智一
ミッカ：平野莉亜菜　チャペック：菊池こころ
タキレン：チョー　モーツェル：田村睦心
演歌のおじいちゃん：賀屋壮也（かが屋）
漫才師／バンドメンバー：加賀翔（かが屋）　賀屋壮也（かが屋）
ミーナ：芳根京子／
ワークナー：石丸幹二
マエストロヴェントー：吉川晃司

原作：藤子・F・不二雄
監督：今井一暁
脚本：内海照子
音楽：服部隆之　※服部隆之さんの「隆」は、旧字体が正しい表記です。
主題歌：Vaundy『タイムパラドックス』（SDR）

映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』あらすじ・作品データ

映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』予告編

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