かぐや姫の物語

高畑勲による１４年ぶりの監督作品『かぐや姫の物語』。名匠が、総製作費50億円、制作年数８年を費やして臨んだのは、日本最古の物語である「竹取物語」だった。そんな誰もが知っているかぐや姫を題材に、筋書きを変えることなく、誰も見たことのない“かぐや姫の日常や心情”を新たなアニメーション表現で描いていく。

【内容】
スタジオジブリ史上初めてとなる、１年に２本の長編映画が連続して公開される2013年。古典文学であるかぐや姫がなぜ地球に来たのか。そして、この地で何を思い、なぜ月へ去らねばならなかったのか。姫が犯した罪とは、その罰とはいったい何だったのか――。日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された人間・かぐや姫の真実の物語。

【キャスト】
朝倉あき　高良健吾　地井武男　宮本信子　高畑淳子　田畑智子　立川志の輔／上川隆也　伊集院光宇崎竜童　中村七之助　橋爪功　朝丘雪路（友情出演）　仲代達矢

映画『かぐや姫の物語』ストーリー

竹取の翁は竹藪で光に引き寄せられ、小さな小さな女の子の赤ん坊と出会う。思わず、手のひらに乗せ、媼の待つ家に連れて帰ることに。ふたりは、その赤ん坊を天からのさずかりものとして大事に大事に育てるのだった。

映画『かぐや姫の物語』予告編

【マメ情報】
・プレスコアリング/prescoring略してプレスコというセリフを先行して収録する手法をとった
・1988年の『火垂るの墓』（高畑勲監督）と『となりのトトロ』（宮崎駿監督）の２本立て興行以来、２５年振りに同年公開
・アルプスの少女ハイジとのつながりを示唆する声も
・背景と人物が一体となって動くような新しい手法で描いている
・地井武男さんの遺作
・劇中歌「わらべ歌」「天女の歌」は高畑勲監督が作詞作曲している。作詞は脚本の坂口理子と共同

[シネママニエラ]
[映画作品情報]