サイトアイコン シネママニエラ

スウェーデン出身LiLiCo、和製コメディ映画を語る

第4回したまちコメディ映画祭開幕!
「がんばれ、アメコメ!!したコメ×アメコメ」ゲストのLiLiCo(左)、斉藤(中央)、いとう
[シネママニエラ]9月16日、上野東急2にて開催された、第4回したまちコメディ映画祭・前夜祭オールナイト「がんばれ、アメコメ!!したコメ×アメコメ」では、日本でなかなか見られなくなった「アメリカンコメディ」にエールを送るべく、アメコメ3作品を上映した。

そのトークショーには、王様のブランチでもおなじみタレントのLiLiCo、そして、いとうせいこうがゲストとして登場。また、ハリウッド映画『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』に出演した、斉藤祥太が飛び入り参加し同作出演の裏話を明かした。彼らの軽妙なトークが、ほぼ満席の客席を大爆笑に包んだ。

“したコメ”として親しまれている「したまちコメディ映画祭」は、コメディ映画を通じて、浅草、上野という東京随一のしたまちの魅力を体感する映画祭。前述の「がんばれ、アメコメ!!したコメ×アメコメ」では、映画『ウソツキは結婚のはじまり』、『ホール・パス/夢の独身許可証<期間限定>』、『An American Carol(原題)』がオールナイト上映された。

トークショーで、19年前に『氷の微笑』コンテストで優勝した逸話を披露したのは、LiLiCo。「セクシーで頭が切れるような和製シャロン・ストーンみたいな。スウェーデン人なのに、“和製”なの(笑)」。そして欧米製コメディ映画の魅力に言及した。「イギリスのコメディって下ネタもあるんだけど、ローワン・アトキンソンとかみたいに顔の表情で笑いがとるのもあって好き。前はラブコメが苦手だったのよね。最悪な出会いなのにそうはならないでしょって(笑)、でも40歳になって好きになってきた。フランスは『メルシー人生』とか、日本人が恥ずかしいと思ってることをギャグにするよね! それから(母国である)スウェーデンのコメディはキツいの(笑)。『ショウ・ミー・ラブ』の原題知ってる?「ファッキン・オーモル」よ(笑)、すごいでしょ? この“オーモル”っていうのは、実際にある街の名前。実際にあるものをバカにしたりしてるの」と語った。そんなLiLiCoはコメディ映画の楽しみ方について「フレームのどこかで面白いことが起こってることを意識すること! 私が吹替えした「サウス・パーク」も今観ても新しい発見あるから」とコツを伝授していた。

いとうが「スウェーデンの映画ってあまり日本に来ないよね?」と発言し、「いろんな国のコメディ・センスを紹介するのも“したコメ”の役割だから、スウェーデン映画が欲しいです。LiLiCoさんが面白いと思えばいいですよ(笑)」と提案。“したコメ”でLiLiCoが字幕監修した作品の上映、もしくはスウェーデン映画の特集上映などの企画ができれば、と盛り上がる。「ぜひ、来年!」とのことだが、果たして来年実現するのだろうか?!

なお本年はモンゴル映画『タタール大作戦』を上映。

【関連News】
『ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定>』については、全米トップ10にて

第4回したまちコメディ映画祭(9月16から9月19日まで
公式サイト

[amazonjs asin=”B0068GLWS4″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”ホール・パス/帰ってきた夢の独身生活<1週間限定> DVD”]

モバイルバージョンを終了