満島ひかり『ラストマイル』主演に感無量!
映画『ラストマイル』の満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ、大倉孝二、酒向芳、宇野祥平、安藤玉恵 阿部サダヲ、ドラマ「アンナチュラル」の石原さとみ、井浦新、市川実日子、ドラマ「MIU404」の綾野剛、星野源、麻生久美子、そして塚原あゆ子監督が登壇した“シェアード・ユニバース”プレミアイベントが実施された。満島は、錚々たるメンバーとの共演について、「感無量です」とはにかみ笑顔で述べていた。
本作『ラストマイル』は、「アンナチュラル」「MIU404」の世界と繋がるシェアード・ユニバース・ムービー。塚原あゆ子監督と、脚本家の野木亜紀子が再びタッグを組んだクライムサスペンス作品であり、2作と同じく主題歌も米津玄師が担当している。タイトルは、物流においてお客様へ荷物を届ける過程の最後の区間を表わしており、そこに込められたメッセージとは?
この日、イベントのMCを務めたのは、声優の緒方恵美。「『MIU404』という作品で、“ポリまるくん”というキャラクターの声を担当しておりました。その流れから、新井プロデューサーからイベントMCのオファーをいただきまして、こちらに立たせていただいております」と自ら経緯を説明。その「ポリまる」のぬいぐるみと共に登壇し、「ポリまると一緒に盛り上げていけたら」と、約300名の招待客に呼びかけた。
舟渡エレナを演じた満島は、「「アンナチュラル」「MIU404」『ラストマイル』と、新井順子プロデューサー、野木亜紀子さんの脚本、監督の塚原あゆ子さんと、ここにいるこんなに素敵な俳優さんたちがみんな、持ち前のエネルギーを2時間ちょっとの映画にギュッと凝縮したような作品になっていました。画面から出てくるエネルギーが本当にすごいです」と述べて、さらに「自分たちの人生に寄り添うような、日常の中に関係のあるような、悲しさも苦しさも痛みもたくさん出てくるような作品ですけど、一人ひとりのコミュニケーションの小さなところの愛情が深く描かれている作品だなとも思いました。改めて今日、これだけの皆さんと共演することができて、もう感無量です。ありがとうございます」と想いを言葉にした。また、TOHOシネマズ新宿で開催された舞台挨拶では、感極まり涙ぐむ一幕もあった。
このほか登壇者のコメントは追って更新(9/13掲載しました)します。
映画『ラストマイル』(東宝 配給)は2024年8月23日[金]より全国公開
© 2024「ラストマイル」製作委員会
映画『ラストマイル』あらすじ・作品データ
11月、流通業界最大のイベントのひとつ「ブラックフライデー」の前夜、世界規模のショッピングサイト「DAILY FAST(以下、デリファス)」から配送された、段ボール箱が爆発する事件が起きる。そして、さらに同じような荷物の爆発が続き、日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件へと発展していく。物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、事態の収拾に追われる。誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか? 残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?(2024年/日本映画/129分)
映画『ラストマイル』予告編
映画『ラストマイル』公式サイトhttps://last-mile-movie.jp/
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画面から出てくるエネルギーが本当にすごいです! 自分たちの人生に寄り添うような作品です。日常にある悲しさも、苦しさも、痛みもたくさん出てきますが、一人一人の人間、一人一人のコミュニケーションが深く描かれている作品だと思います。
本作を観た時も思っていたのですが、改めて今日オレンジカーペットを歩いている時に皆さんの姿を見て、「本当にすごい映画に出させてもらったんだな」と実感しました。「アベンジャーズ」のような皆さんとまたご一緒にお仕事できるように頑張りたいと思います。
現場に行ってもすごいですよ。「塚原監督が現場を止めているんじゃないか?」って心配になるくらい丁寧に演出されていました。それに、「誰かカリカリしている人はいないかな?大丈夫かな?」って気を遣っていました。でも、みんなが粛々と良い作品を撮ろうとしているのが感じられる良い現場でした。完成した作品を観た時は「悔しい」って思いました。いや、何か「本当にすげぇな」「悔しい」って思うくらいにすごい作品だなって思ったんですよ。「こんな作品を作れる人がいるんだ」って思いました。
私は、三作品全部に出演していて得したぜ!ありがとうございます。僕は「MIU404」の撮影中に、塚原監督と雑談をしていたんですね。その時に、本作の構想を先に聞いていました。なので、お話を聞いた時は「来やがったぜ」という気持ちでしたね。
他の現場でも言ったことがありますが、「大きな魚を獲るには深く潜れ」という有名な言葉があるんですよね。本作は、たぶん、それにあたると思います。最初にお話をいただいた時は、「あ、この女性三人だ」「幸せの水先案内人だ」と思いました。僕は、塚原監督、野木さん、新井さんは、「この世界を引っ張っていくんだろうな」という思いを持っていました。案の定、引っ張っていますよね。今の映画界・TV界を引っ張っている三人の作品に僕も出演できてとても幸せです。深く潜れる監督と、資金力と、深く潜れる俳優が揃って、とても良い作品になっていると思います。どうぞご覧ください。
野木さん、塚原監督、新井さんが作った作品「アンナチュラル」「MIU404」も大好きだったので、僕も参加できることがうれしかったです。映画を観た後、ドラマを観てもらっても、ドラマを観た後、映画を観てもらってもいいので、とにかく観てください!
私の役はちょっと説明が難しいんですが、反抗期の中学生の娘と保育園児の娘を育てるシングルマザーで、孤軍奮闘している感じの役です。私の演じている世界はとても日常的で、本作の大きなお話に比べて小さく感じると思います。もしかしたら、その日常が皆さんとシェアできるかもしれないと感じています。
ドラマを見ていたし、野木さんの脚本を読んでみたいと思っていました。実際に読んでみたら、ニヤニヤしましたね。「あ、八木って役なんだ」とか、「MIU404」「アンナチュラル」の方も出ているし。本当に豪華だと思います。
「アンナチュラル」は私の人生において、確実に唯一無二の大切な作品です。UDIラボ(不自然死究明研究所)が完全再現されていて、たった1日…あ、“1日”って言っちゃって良いですか? 我々の撮影は、たった1日だったんですよ。その一日のためにUDIラボが細部まで再現されているのを見て、このチームの情熱や意気込みを感じて泣きそうになりました。
「アンナチュラル」の最終話で、最後に野木さんが「彼らの旅は続く」って言葉を添えてくれていたので、その旅がずっと「ラストマイル」まで続いていたんだなと思いました。だから、「ラストマイル」の脚本を読んで、グッとくるものがありましたね。
本作の撮影は、ご褒美のような時間でした。細部まで楽しんでいただけたらと思います。アンナチュラル」だけど「ラストマイル」で、ちゃんとみんなが「ラストマイル」の中では進化していました。へっぽこの六郎(窪田正孝)だって成長していますからね。へっぽこがいてこその、東海林だったんだなって感じましたね。
先ほど、新さんが「この旅は続く」って言っていましたが、我々の最後のセリフも「ゼロ地点から、ここからだ」という言葉で終わっています。それが、こういう形でつながったことはとてもうれしいです。
「アンナチュラル」「MIU404」「ラストマイル」…。愛おしくてたまらないですね。その中で一つ、私の役にとって大きかったのは、志摩にまた再会できたことです。志摩、ありがとう!
この作品…別名「野木亜紀子祭り」「新井順子祭り」ということで、参加するのがすごく楽しみでした。台本を読んだら、本当に素晴らしいストーリーで、市井の人々が主人公であり、“ラストマイル”という言葉は観た人が絶対に忘れられない言葉になると思います。きっと皆さんが生活の中に持ち帰られる作品になると思います。
私にとって、桔梗隊長は一生に一度、出会えるかどうかの大切な役です。今回こうして戻ってこられて、また演じることができて、志摩と伊吹と再会できて、またこの世界を味わえて、本当に楽しい撮影現場でした。この作品、最初から最後までずっと面白いです。ぜひご覧ください!
「そうそうたる皆さんが本当に出ていたんだ」という実感が、ようやく今になってわいてきました。同じシーンの撮影がある方ばかりでもないので、今日「はじめまして」の方もいらっしゃると思います。一つの目標に向かって本作をつくり上げました。 “ラストマイル”という言葉に込められた思い、野木さんの描く2024年の物流を、皆さんに届けられると思うと非常に嬉しいです。ぜひご覧ください!
本作を観て、持ち帰って考えていただきたい内容もありますが、「アンナチュラル」「MIU404」をご覧になっていない方でも、楽しめるように野木さんがきっちりと作っています。これが、どういう風に皆さんに届くのかを知りたいです。
【番外編】企画を知ったのは誰が一番?問題勃発?!
キャストの一言をきっかけに、“シェアード・ユニバース”企画を知ったのは誰が最初か問題が起こりました。(パソコン向けに)メッセージアプリ形式でお届けします。
大倉:(ややドヤ顔)僕は「MIU404」の撮影中に、塚原監督との雑談で本作の構想を先に聞いていました!
石原:「MIU404」撮影終わりに「“アベンジャーズ”がやりたいんだよね」とおっしゃっていました。
塚原監督:結構、みんなに言っていたのかな(笑)。
大倉:大恥かいたよ! 何で「僕だけ知っていた」みたいなことを言ったんだろう。
井浦:僕は、ラッキーなことに、新井プロデューサーと塚原監督と「アンナチュラル」以降に撮っていた作品の時に「ちょっとスタンバイしていてね」と言われたので……(中堂役のため)髪を伸ばしました。
星野:実は、僕は「MIU404」の前にこの話を聞いていたんですよ。たぶん、一番早いと思います。
大倉:もうやめてくれ!
石原:それは、どこ情報ですか?
星野:プロデューサーさんたちの話で、フワッとした「できたら良いよね」という状態での話を聞きました。「MIU404」に松重豊さんや飯尾和樹さんが出ていた時点で、もう着々と伏線が張られているんだなと思っていました。
綾野:僕も途中から聞いていました。大倉さん。
大倉:もう何も言わないでくれ……。
綾野:だから「MIU404」の撮影の時に「メガネとか衣装を残しておかないと」と思いました。今日もこれは、伊吹のメガネです。もしかしたら、本当の意味で最後かもしれないと思ったので、伊吹と一緒にステージに立とうという気持ちでした。大倉さん、すみません。たぶん、みんな聞いていました。
大倉:ありがとう。いろいろ気が済んだよ、僕も。
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