もしアメリカで内戦が起こったら?『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
「もし、アメリカで内戦が起こったら?」―2024年最大の衝撃作!
メガホンを執ったのは、『28⽇後…』で脚本を担当し、⻑編デビュー作『エクス・マキナ』で 第88回アカデミー賞®視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド。(原題 CIVIL WAR)
11⽉に迫った⽶⼤統領を控え、⽇本でも関⼼が⾼まる中、9⽉11⽇(⽇本時間)には、候補者による討論会も⾏われた。今回解禁した映像で映し出される得体の知れない男は、トランプを意識したキャラクターであるとガーランド監督は明かしている。
「どういう⽶国⼈だ︖」「中⽶か︖南⽶か︖」⾚いサングラスをかけた“得体の知れない男(ジェシー・プレモンス)”が、リーたちの出⾝地を1⼈ずつ詰問。答えていくリーたちに、「⽶国的だ」「それが⽶国⼈だ」と、出⾝地だけで⾝勝⼿に⽬の前の⼈間の<⽣死のジャッジ>を下していくーこのおぞましいシーンは、監督が、今、現実世界で起こっている<差別の縮図>として描き出したという。
リー役を演じたキルステン・ダンストの実の夫、ジェシー・プレモンス。ヨルゴス・ランティモスがメガホンをとる『憐みの3章』にも出演しており、第77回カンヌ国際映画祭で男優賞授賞した注⽬の俳優の⼀⼈である。今回本作での役柄はもともとは、別のキャストが演じるはずだったが、急遽予定のキャストが撮影5⽇前に降板︕ 困り果てたガーランド監督をみたキルステン・ダンストが、速攻で夫のプレモンスに連絡を取り、この稀有なキャステイングしたという。
フロリダ出⾝の記者ジョエルを演じたモウラは、有無を⾔わさぬあまりにも威圧的なこのシーンに対して「僕がアメリカ⼈ではないということもあり、プレモンスが放つ驚くほどに⾃然な⼈種差別の強烈な憎悪に向き合うことは本当に⼤変でした」「撮影に丸⼀⽇かかったこのシーンは、過酷で体⼒的にも苦しかった。⾃分と友⼈の命乞いをして、⼈種差別的なジェシー・プレモンスの演技を⾒て⼀⽇が終わる頃、僕は横たわって泣いたのを覚えています。このシーンのあと30分泣き続けたのを覚えています。とても強烈でした」と圧倒的な恐怖を抱えた撮影当時を振り返っている。
映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』(ハピネットファントム・スタジオ 配給)は2024年10月4日[金]より全国公開
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映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』あらすじ・作品データ
連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“⻄部勢⼒”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武⼒衝突が繰り広げられていた。「国⺠の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている̶̶ 」。就任“3期⽬”に突⼊した権威主義的な⼤統領はテレビ演説で⼒強く訴えるが、ワシントン D.C.の陥落は⽬前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4⼈のジャーナリストは、14か⽉⼀度も取材を受けていないという⼤統領に単独インタビューを⾏うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を⾏く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていく。(2024年/アメリカ・イギリス映画/109分)
監督/脚本︓アレックス・ガーランド
キャスト︓キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』予告編
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映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』公式サイト
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