第37回東京国際映画祭開幕!
10月28日、第37回東京国際映画祭(略称TIFF)のオープニングセレモニーが東京宝塚劇場にて開催され、同映画祭の安藤裕康チェアマンが開幕を宣言。コンペティション部門のトニー・レオン審査員長、本年のフェスティバル・ナビゲーターの菊地凛子、オープニング作品『十一人の賊軍』の白石和彌監督、主演の山田孝之らキャストが登壇した。
セレモニーでは、オープニングアクトとしてVirtual Singerの花譜-KAF-が登場し、スペシャルパフォーマンスでドラマーの大井一彌、琴アーティイストのLEO、ダンサーの池田美佳、鈴木陽平、歌手・ヴァイオリニストのサラ・オレインと一緒に演奏、部門紹介のMCも務めた。
武藤容治 経済産業省経済産業大臣の祝辞、そして石破茂 首相のビデオコメントが届けられた。「日本のコンテンツ産業は鉄鋼や半導体産業に匹敵する輸出規模があり、その競争力の源泉は会社と共に映画監督や製作現場の方といったクリエイター個人の皆様にあります。日本のコンテンツ産業のさらなる発展のために政府としても次世代を担うクリエイターの育成支援や取引の適正化といった環境の整備を図ってまいります。本年の8月には日伊、日本イタリア映画共同製作協定が発効し、いよいよ共同製作作品の募集も開始となりました。今年生誕100年となるイタリアの有名俳優マルチェロ・マストロヤンニ氏や、有名監督の作品に関する特集が上映されると聞いております。改めて過去の名作の魅力が再認識され、新たな作品の製作に向けた皆様方の出会いや交流の場となりますことを心より期待いたしております」(ビデオコメント抜粋)。
今年のナビゲーターの菊地凛子が登場し、「東京国際映画祭に初めての参加で、このような身に余るお仕事をいただき、この場所に立つことができました。映画を通じて多くの方々と繋がっていきたいと思っております」とナビゲーター任命に対しての想いと映画の素晴らしさについて熱く語った。
今年の審査委員が紹介され、コンペティション部門の審査委員長であるトニー・レオンは、まず日本語で「こんばんは!」と挨拶。続けて英語で「今年、この審査委員チームの一員になることができ光栄です。私たちの審査が皆さんに満足していただけるものになることを願っています。簡単なことではありませんが、ベストを尽くしたいと思います。皆さんすてきな夜をお過ごしください」と審査に対しての思いを語った。
オープニング作品の『十一人の賊軍』からは、監督の白石和彌、主演の山田孝之をはじめ、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、一ノ瀬颯、野村周平、小柳亮太、本山力の9名が登場し、映画の見どころについて明かした。
最後はチェアマンの安藤裕康による開催宣言で締めくくり、会場には大きな拍手が鳴り響き、イベントは終了。
なお、セレモニー前に、東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場/日比谷仲通りにて、レッドカーペットイベントも実施された。綾瀬はるかは、初めて本映画祭に参加。主演映画『ルート29』(読み:ルートニジュウキュウ|ガラ・セレクション部門にて上映)では、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受けたという脚本で描かれる、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を旅する主人公・トンボを演じている。
第37回東京国際映画祭は、丸の内TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ日比谷、有楽町よみうりホール、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズシャンテなどにて開催される。会期中208本が上映される。
第37回東京国際映画祭2024
10月28日[月]~11月6日[水]の10日間
第37回東京国際映画祭2024
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第37回東京国際映画祭2024はこうなる!