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86歳森﨑東監督『ペコロスの母に会いに行く』公開に満面の笑み

86歳森﨑東監督『ペコロスの母に会いに行く』公開に満面の笑み

[シネママニエラ]森﨑東監督による映画『ペコロスの母に会いに行く』の公開初日を迎えた11月16日、渋谷ユーロスペースにて舞台あいさつが行われ、岩松了、赤木春恵、原田貴和子、大和田健介、松本若菜、森﨑東監督、原作者の岡野雄一が登壇。登壇者は、1927年11月19日生まれの森崎監督86歳の誕生日をサプライズで祝った。

初日舞台あいさつ

89歳にして映画初主演を務めた赤木春恵が登壇すると拍手とともに大きな歓声も。開口一番に岩松が「よくぞ、ここまで辿りついたな!」と感無量と言わんばかりの表情を浮かべてのコメント。自身も長崎出身ということもあり、本作にかける思いもひとしおだった様子。

認知症の母みつえ役の赤木は「(エッセイ漫画での)お母さんが可愛らしく描かれているので、可愛く演じたいとずっと思っていました。(息子役の)岩松がハゲヅラを準備するのに毎朝3時間もかかっており、(大変そうなので)話しかけるのを遠慮してしまったと胸の内を明かした。すると原作者の岡野が「申し訳ないです、ハゲててすみません!」として岩松に謝り笑いを誘う一幕もあった。

本作で『私をスキーに連れてって』『結婚』以来3度目の姉妹共演を20年ぶりに果たした原田貴和子・知世の姉妹も長崎出身。原田貴和子は「原作本を読んだら、方言が重要でそこに魅了されたので特に気をつけました」と熱い思いを秘めていた模様。

グループホームで暮らす認知症の母親との日常を描いた岡野雄一著のエッセイ漫画を実写映画化した本作。岡野は「あんなにも地味な漫画が広がりを持っていることに今、そういう時代なんだな、時代とすれ違っていることを肌で感じています」と介護・認知症という社会問題に関わり続けている身としての思いを観客に伝えた。

日本公開=2013年11月日
配給=東風
©2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会

原田貴和子&知世『ペコロスの母に会いに行く』で20年ぶり姉妹共演!
公式サイト http://www.pecoross.jp/
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