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高橋文哉×西野七瀬『少年と犬』愛犬との思い出語る!

高橋文哉×西野七瀬『少年と犬』愛犬との思い出語る!

映画『ラーゲリより愛を込めて』の製作スタッフが、馳星周著の感動のベストセラー小説「少年と犬」(文春文庫)を映画化した『少年と犬』の完成披露試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、高橋文哉、西野七瀬、伊藤健太郎、伊原六花、斎藤工、瀬々敬久監督が登壇した。この日のイベントの後半には、劇中で犬の多聞(たもん)役を演じたさくらも登場し、キャスト陣が愛犬との思い出を語るなど犬好きにはたまらない時間となった。

映画映画『少年と犬』完成披露試写会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催

瀬々監督は、「本作は、それぞれ事情がありながら生きている人たちと、犬との交流を描いた作品です。皆さんの日常にとても近いところで作った作品です。最後まで観て、何かを持って帰ってもらえればと思っています」と語る。

本作について、キャストたちも「僕の撮影期間は大体2か月でした。その2か月間の楽しかったことや、大変だったことの集大成が、一本の作品になっています。それを踏まえて、『やっぱり映画って素敵だな』『良いものだな』と、本作で改めて再確認することができました。重めの作品で、グッとくるシーンが多いイメージをお持ちの方が多いと思いますが、観終わると体がぽかぽかして、その温かさが皆さんの中に残り続けるような作品になっています」(高橋)、「濃厚な撮影期間を思い出しながら本作を観ました。物語を知っているのに、観ているうちに引き込まれて、感動して、気が付いたら涙が出ていました。私も『映画って良いなぁ』『こんな素敵な作品に関わることができて、私は幸せだし恵まれているな』と思いました。毎日が当たり前のように過ぎて、明日が来るのが普通に思えますが、『一日一日をもっと大事に生きていきたいな』と、観終わった後に改めて思いました」(西野)と心象を明かす。

「台本を読んだ時に、自分の中ですごく考えさせられる部分や、目頭が熱くなるシーンがたくさんありました。個人的には、自分が現場にいないシーンが多いので、「あのシーンやセリフが、役者さんを通して血が通うとどうなるのか」すごく楽しみにしていました。実際に作品を観ると「やっぱり役者さんの力ってすごいな」と改めて思いました。本作の内容も含め、いろいろ考えさせられる部分が多かったです」(伊藤)、「私も、撮影期間はトータルで3日くらいの短い期間でしたが、『この現場にもっといたい!』」と思うような、刺激的な撮影現場でした。監督をはじめ、キャストとスタッフの皆さんがプロフェッショナルなので、「こういう現場で役者としてお芝居をしていきたい」と思う時間がたくさんありました。実際に作品を観た時に、私が麻由美として必死に生きて見ていた世界以外を、新鮮な気持ちで観ることができました。「これはきっと観る人によって刺さるポイントや、共感できる人物が変わる」と感じました。皆さんの感想がとても楽しみな作品です」(井原)。
斉藤は、「映画ファンとして、犬を愛するものとして、「少年と犬」という題材に、原作や台本を読む前、また、作品を観る前は、少し構えていたところがありました。感動という、ある種人口的なものが、そこにあったら複雑だなと思っていました。本作をご覧になる前の皆さんにお話するのはアレですが、僕にとっては、人間と共存する生物の目線を介して、「人間という生き物がいかなるものなのか」「震災や有事の折に、あたりまえに共存してきた動物がどういう扱いを受けるのか」をこの作品に教えていただきました」とも語っていた。

西野「さくらちゃんです」

この日のイベントの後半には、劇中で犬の多聞(たもん)役を演じたさくらも登場し、その愛らしさでキャストのみならず会場全体をメロメロにした。
瀬々監督は、さくらについて「実は、原作に合わせて、シェパードと和犬の雑種の犬を起用したんです。ところが、クランクインの二週間前に、その犬が降板してしまったんです。そこから慌てて探したんですが、シェパードの雑種を探すのは諦めて、シェパードを探したところ、さくらが僕らの前にヒーローのように現れました。本作同様、さくらが僕たちを助けてくれました」と振り返った。そして、愛犬との思い出トークが繰り広げられた。斎藤の思わぬこだわりに対して、微笑ましさから何度も笑いが起きた。
(実際は掛け合いのクロストークですが、記事用に内容をまとめました)

伊藤さん
犬は飼っていますし、大好きです。実家でも犬を飼っています。実家にいる犬はレオといって、19歳ですがすごく元気です。90歳の祖母も元気なので、先日、祖母とレオが「どっちの方が長生きできるかね?」と話していました。「かわいい会話だな」とすごくほっこりした気持ちになりました。

斎藤さん
犬種は何?

伊藤さん
トイプードルです。

伊原さん
私はもともと体が弱くて、喘息もあるし、動物や食べ物にもアレルギーがあったんです。でも、最近実家にワンちゃんが来たので、実家に帰る度に触れ合っています。

斎藤さん
犬種は何?犬のイメージをしたくて…

伊藤さん
すごく犬種を気にしますね(笑)。マルチーズとプードルです。

斎藤さん
僕の実家には、シュウという老犬がいました。おそらくサモエドと甲斐犬の雑種の犬です。僕が幼いころ、親が犬を信頼して、姉と僕とシュウを残して出かけたことがありました。その時に、僕がベランダから落ちそうになったところを、シュウが僕のオムツを咥えて布団に戻してくれたのを、姉が見ていたそうです。完全に家族の一員でした。シュウはその後、亡くなってしまうんですが、その後に僕が二階建ての屋根から真っ逆さまに地面に落ちる事件がありました。その時にも、下にシュウの犬小屋があったので、直にコンクリートに打ち付けられずに済んで、大事には至りませんでした。亡くなった後もシュウに守ってもらえた気がしています。

高橋文哉×西野七瀬『少年と犬』愛犬との思い出語る!

西野さん
小さい時に、学校から帰ると、家に誰もいなかったので、犬をゲージから出して、冬だとストーブをつけて、二人で一緒にじーっと温まるのが、私の冬の日常でした。めちゃくちゃストーブが好きな子でした。

斎藤さん
犬種だけは教えて!

西野さん
ミニチュアダックスフンドです。毛色はレッドです。

高橋さん
僕の家にも、生まれた時から犬がいました。ちょっと大きい犬だった気がしますが、自分が小さすぎてあまり良く覚えていないんです。僕が小学校の低学年くらいの時に亡くなりました。その後に、「ワンちゃんがほしい」と親に言ったら、僕がまだ8歳だったので、「10歳になったら」と親に諭されました。しかも、親は「ペットを飼うことへの責任感を持たせないといけない」と考えたようで、「『お世話をする』と口で言うだけではなく、『誠意を見せなさい』」と言われました。なので、僕は「10歳から20歳までの誕生日とクリスマスプレゼントは何もいらないから、この子を迎えたい!」と言って、犬を飼うことを許してもらいました。子どもなりの覚悟が、プレゼントを捧げることでした。
だから、21歳の時に10年ぶりに誕生日プレゼントをもらいました。それまでは、18歳で上京してから、20歳までは毎年ワンちゃんの写真と、「誕生日おめでとう」「メリークリスマス!」というメッセージが送られてきていました。21歳になって、それがなくなってしまって寂しいです。犬は今も実家にいて、僕の宝物です。

斎藤さん
へぇ~。で、犬種は?

高橋さん
マルチーズとトイプードルのミックスです。

斎藤さん
犬種はマストで教えてください!

 

伊藤さん
マストなんだ(笑)。

映画『少年と犬』(東宝 配給)は2025年3月20日[木・祝]より全国公開
©2025映画「少年と犬」製作委員会

映画『少年と犬』あらすじ・作品データ

その犬・多聞(読み:たもん)は5年の歳月をかけ、東北から九州まで3,000キロの旅をしたーー。
震災から半年後の宮城県仙台。職を失った青年・和正(高橋文哉)は、同じく震災で飼い主を亡くした一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。聡明な多聞は、和正とその家族に瞬く間に懐き、一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に西の方角を気にしていた。
時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた女性・美羽(西野七瀬)の下で過ごしていた。多聞と過ごすことで、徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現われる。
(2025年/日本映画/129分)
原作:馳星周「少年と犬」(文春文庫)
監督:瀬々敬久
企画・プロデュース:平野隆
脚本:林民夫
出演:高橋文哉 西野七瀬 伊藤健太郎 伊原六花 嵐莉菜 木村優来(子役) / 栁俊太郎 一ノ瀬ワタル 宮内ひとみ 江口のりこ 渋川清彦 美保純 眞島秀和 手塚理美 益岡徹 柄本明 / 斎藤工

映画『少年と犬』予告編


©2025映画「少年と犬」製作委員会

映画『少年と犬』公式サイトhttps://shonentoinu-movie.jp/
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