[シネママニエラ]日本アニメーション界の巨匠・高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』が11月23日に、全国456スクリーンで公開。『平成狸合戦ぽんぽこ』を経て『ホーホケキョ となりの山田くん』から、実に14年ぶりの新作を見ようと、この日を待ちわびた全国のファンが劇場に駆けつけた結果、興行ランキングでも見事首位スタートを切った! スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサーは「公開初日の今日、実は気仙沼市と陸前高田市に上映会に来ています。老若男女の皆様の喜ぶ顔を見て、高畑監督も喜んでいます」とコメントを発表した。
ジブリイヤーと称される2013年。7月20日に公開し日本の夏を沸かせた『風立ちぬ』、続いて日本中に衝撃が走った9月6日宮崎駿監督引退会見、そして11月16日の初めてのジブリドキュメンタリー作品『夢と狂気の王国』公開と続いた。
なお、11月7日に行われた完成披露報告会見では高畑監督自ら「今までの作品の中で最もどのような表現で出来るかにこだわった作品。ただ新しい表現ではなく、意味のある表現を。これが達成できたことは、図々しいですが日本のアニメーションを一歩進めることができたように思います」と作品の出来に自信をのぞかせ、「優秀なスタッフに感謝したい」と周りのスタッフをほめたたえました。また媼役を演じた宮本信子は「浮世絵や絵巻物から人物が浮かび上がってくるよう。世界に通じる新たな日本のアニメーションの古典となる作品でしょう」と大絶賛した。そんな新たな映像表現を目の当たりにしたマスコミ試写では絶賛の嵐が続き、一般試写においても上映後の会場は大きな拍手に包まれ、涙を拭きながら出てくる人が続出!
そして、公開初日。初回の客席は、主に40代以上のご夫婦や30代以上の男性アニメファン、そして小さなお子さんを連れたファミリーなどが占め、お昼の回に近づくと10代・20代のカップル、女性グループも増え、文字通り老若男女が詰めかけた。また上映初回を観たフランス人は「ジブリ映画はずっと好きだが、この作品はすごすぎる!もうすぐ美しい日本を離れなければならない自分と姫の気持ちが重なり切なさがよくわかった」とコメント。世界中に多くのファンをもつ高畑勲監督最新作、海外公開での反響も今後期待される。
原作=竹取物語
日本公開=2013年11月23日
配給=東宝
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公式サイト www.kaguyahime-monogatari.jp