[シネママニエラ]10月8日、開幕中の第16回釜山国際映画祭(BIFF)の釜山CGVセンタムシティーにて、映画『マイウェイ 12,000キロの真実』の記者会見が行われ、出演者のオダギリジョー、韓国の俳優チャン・ドンゴン、中国の女優ファン・ビンビン、そしてカン・ジェギュ監督が出席した。オダギリは、撮影中にヒヤリとしたエピソードを披露した。本作は、アメリカの公文書館で発見された、1枚の写真に写った兵士に基づき映像化した感動ドラマ。
会場には、アジアだけでなく欧米のマスコミも駆けつけており立ち見が出るほどで、ムービーカメラ50台以上、スチールカメラ100台以上という、同作への注目度の高さを伺わせた。オープニング映像と圧巻の圧巻のメイキング映像、そして初公開となる本編ダイジェスト映像が上映され会見がスタート。
約7分間の上映が終わると場内から拍手が起きた。それは大スクリーンで繰り広げられる二人の男のドラマと、カン・ジェギュ監督の大迫力の映像の数々。一つの画面の中に詰め込まれた映像の数々に、一瞬何が起きたのかがわからないほどの臨場感とインパクトの強さゆえだろう。
オダギリジョーは、撮影時を振り返り「(チャン・ドンゴンと)二人で殴り合うアクションシーンがあったのですが、本番で僕のパンチが本当に当たってしまって。その時は本当にヒヤッとして、ぞっとしました」と語り、続けて「韓国を代表するチャン・ドンゴンさんの顔に傷をつけたら、僕はもう韓国に入れないんじゃないかと思って(笑)」とコメントし笑いを誘った。そのチャン・ドンゴンは「オダギリさんは、撮影現場でもそうですが、仕事に対してとても真面目に悩み、俳優という仕事について確固たる考えを持っている方だったので、お互いとても通じ合えたと思います」と真摯に語った。
英題=MY WAY
日本公開=2012年1月14日
配給=CJ Entertainment Japan、東映
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