――小林さんは、いかがでしたか?
小林:黒木さんの舞台は何本か拝見していて、力強いお芝居をなさる女優さんだなと思っていました。柔軟性があって、素敵な女優さんだと思います。原田さんとは、今回やっと共演できてうれしかったです。お互い同じ頃にデビューしていると思うのですが、その頃の印象と変わらず、透明感のある、小鳥のように可憐な大人のひとです。加瀬さんとは今回で4回目ですが、夫婦漫才ができそうかなって思いました。
――今回の舞台は東京。スクリーンに映った“東京”はいかがでしたか?
加瀬:自分が東京に移り住んで13年くらいになりますが、撮影中の車の中からの景色を見ながら、自分がこの街で暮らしてきた時間を改めて思い出しました。
黒木:この12月で東京での暮らしがやっと1年になります。映画の中に出てくる場所が、東京に住んでいる皆さんにとってはお馴染みの場所でも、私には新鮮で、行きたいなと思える場所もたくさんありました。自分の地元と似てるなと思える場所もあって、見ていてすごく面白かったです。
原田:東京はいろいろな表情を持つ街だと思います。私の出演シーンを撮影した映画館は、偶然にも私の高校時代の通学路にありました。自分にとって、すごく身近な場所なので撮影中も感慨深かったです。
小林:東京は私が生まれ育った街で、これまで改めて考えたり、見つめたりしてこなかったことに、この映画に関ることによって気付かされました。それからは、私が住んでいる街はココなのだと実感しながら過ごす時間が多くなりました。
日本公開=2011年10月22日
配給=スールキートス
公式サイト www.tokyo-oasis-movie.com
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