トム・クルーズ来日「僕の辞書にギブアップの文字はない!」
[シネママニエラ]映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のワールドプレミア実施に合わせ来日した、主演トム・クルーズは「僕の辞書にギブアップの文字はない!」と、1年2か月ぶりの来日で、滞在時間27時間という限られた中で、ミッションをクリアーしていく。
12月1日、映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のワールドプレミア実施に合わせ来日した、主演のトム・クルーズ、共演のポーラ・パットン、そして監督のブラッド・バードが記者会見に出席した。1年2か月ぶりの来日となったが、滞在時間27時間という限られた中で、ミッションをクリアーしていくトム。本作では、ほぼノースタントのアクションに挑み、俳優としての姿勢について「(自身の辞書には)ギブアップの言葉はない!」と表現するなど、エンタメの真髄に触れ、変わらぬ人気の秘訣が当人の口から語られた。
「ミッション:インポッシブル」シリーズは、今作が5年ぶり4作目となるが、全世界で累計14億ドル(1,120億円)以上の興行収入をあげたメガヒットを続ける人気シリーズ。本作では『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』といったアニメーション界の実力派ブラッド・バード監督が、初の実写(ライブアクション)に臨んだことでも注目を集めており、その持ち味を活かした作品は、シリーズファンはもちろん、初めての人にも受け入れやすい傑作になったと話題だ。トムも「とにかくブラッドは素晴らしい監督。ストーリーテラーであることはもちろん、映画作りのすべてにおいて完璧」と大絶賛。
トムから最高の賛辞を送られ、監督は「リズムの異なる4人の俳優が(劇中で)チームを組んだが、四重奏のようなハーモニーをかもしだしてくれたお陰だ」と恐縮気味に。とはいえ、現場では即興で発案し、トムによれば「俳優に『do it!(やれ!)』」と命じることも多かったという。そんな監督曰く「自身が最近経験した“インポッシブルな出来事”は、本作のような大作を短期間で撮り終えたこと」だとか。現場では即決する判断力が求められたことを明かした。
トム・クルーズ来日「僕の辞書にギブアップの文字はない!」
その言葉を受けてトムは、「不可能な出来事はない」と断言し、「何事もあきらめない。今回の撮影は36時間ぶっ通し、不眠の撮影もあったけれど、ギブアップって言葉は僕にはない。観客に楽しんでもらいたい一心で、僕自身も楽しんでいる」と、スターのイメージを崩すことなく述べ、これにはポーラも「トムほど仕事熱心な人はいないわ」と語り、監督も同意していた。
この来日会見は、劇中の舞台となるドバイをイメージした演出。予告にもその一部が映るが、度肝を抜くアクションをトム自身が、ほぼノースタントで挑んだ。そのことについてトムは「高所が好き。4歳の頃に『G.I.ジョー』の真似をしてシーツをパラシュートに見立て、ジャングルジムからジャンプしたことがあるんだ。後先考えずに飛んで、すぐ失敗に気づいた。ただ前日の雨のお陰で道路がぬかるみ柔らかかった、顔は泥だらけで、目の前にチカチカ星が飛んでいた」といった、チャレンジャー精神の由縁たるエピソードを披露した。なお「記者会見の後で、(押上の電波塔)東京スカイツリーを訪問した」と、同夜に六本木ヒルズアリーナでファン・ミーティングを実施した際のサウンドバイツで語っていた。(やはり高所好きですね)
『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、旧ロシア帝国の宮殿である「クレムリン」爆破の容疑をかけられた、イーサン・ハントら米国IMFメンバーが、組織の支援を受けられぬ状態で即席チームを結成し、不可能なミッションに挑む様を描く。
原題=Mission: Impossible Ghost Protocol
日本公開=2011年12月16日
配給=パラマウント ピクチャーズ ジャパン
©2011 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.
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