西島秀俊「違いを認めることがやさしさに繋がる」
[シネママニエラ]2月18日、伊勢谷友介監督が8年ぶりにメガホンを執った映画『セイジ-陸の魚-』が初日を迎え、西島秀俊、新井浩文、伊勢谷監督による舞台挨拶がテアトル新宿にて行われた。
西島が「一人一人みんな違うっていうことが大事。その違いを認めることが相手へのやさしさにも繋がると思う」とテーマを語るように、辻内智貴のベストセラー小説を基にし難題を映像化した同作。それゆえか、伊勢谷監督は「毎週土曜日にティーチインを行います。この映画は人それぞれ、いろんな事を考えさせられる映画だと思っています。僕自身映画の解説もしたいですし、疑問に答えられるような場にできたらと思っています」と、鑑賞後の観客に語りかけた。
伊勢谷監督は開口一番に「積年の思いが詰まった作品です。どの大作よりも宣伝頑張りました! 東北地方での上映がまだ決まってないのですが、東北支援も頑張って行きますので、上映できるようにしたいです」と挨拶。西島が衝撃のラストシーンについて「朝一から順撮りでした。現場に入るや皆の絶望した空気を感じ、現場の空気が出来上がっていたので、すっとその世界に入っていけました」と明かすと、場はシリアスムードに。
ところが「裕木奈江さんを大変セクシーに撮影されていましたね」と司会者に促され、監督が「大学生目線でエッチに描いてみました(笑)」と答えたことで、シリアスな話題から男子トークに展開。撮影は合宿所状態であり、“女湯がのぞける”情報が流れたという。すると、新井が「夜に散歩してたら見えたんです! 男湯も女湯も(笑)」と訴えるも、「見えないよー(西島)」と「絶対見えないよー(伊勢谷)」とツッコミが。
新井はひるまずに「え? みんな散歩してないから知らないんだよ~。あ、でもプラプラしてたのは俺だけか(笑)。俺は、撮影がない日もずっと帰らずに現場にいたからね。ロケ地では、みんなで近くの餃子祭りに行ったり、(森山)未來や渋川君や滝藤さんたちと男子同士できゃっきゃっと楽しんでいました」と嬉々として撮影を振り返った。
日本公開=2012年2月18日
配給=ギャガ、キノフィルムズ
©2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd
公式サイト www.seiji-sakana.com
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