祝・大ヒット！『麒麟の翼』向井理、新垣結衣、溝端淳平、阿部寛も感激

13年前

[シネママニエラ]映画『麒麟の翼～劇場版・新参者～』の興行収入が10億円（2月12日現在）を突破したことを記念し大ヒット御礼の舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の阿部寛、新垣結衣、溝端淳平、土井裕泰監督が登壇し、またテレビドラマ「新参者」には被害者の息子・清瀬弘毅役で出演した向井理がお祝いに駆け付けるサプライズと、加賀と麒麟の描かれた特製チョコケーキが登場し予想以上の盛り上がりを見せた。

「正直、数字（＝興行収入）を聞いてもふわっとしか分からないんですが、こうやって改めて公開した後も皆さんの前に立つ機会を頂けたというのはすごいこと」とガッキーがしみじみと語ると客席からは歓声が上がった。溝端も「記録だけでなく記憶に残る映画になったと思う」と感慨深げに語るなど、キャストも嬉しさを素直に表現し名言が連発した。阿部も「僕も来週の休みあたりに、お客さんに混じって1回観てみたいなと思います（笑）」と本音モードで述べたが、「皆さん、もし僕が隣にいても……まぁ、声をかけてください」と冗談モードになり、会場の笑いを誘った。

そして、同シリーズのテレビ版にも出演していた向井がサプライズで登場。阿部に花束を贈呈し、久々の再会を喜ぶ姿も。向井は「気づかない人もいると思いますが、映画でもちょっとだけ出演しています」と前置きし、「実は皆さんがクランクインする前日に誰よりも早くクランクインし、15分でクランクアップしたというとても思い入れの深い作品です（笑）」と撮影の裏側を明かした。すると土井監督も「本当にさりげない出演だったので、とことんさりげなくしたいなと思いました。清瀬が所属する劇団のカラーを考えて、彼が主演する舞台の演目『流線型の月』のストーリーを作ってポスター撮影を行った」とこだわりを打ち明けた。これには登壇者一同が「スゴイ」と声を揃えて驚いていた。

阿部は、共演を機に「向井くんが出ている色んな作品を観て、色んな顔を持っている役者さんなので、これからもどんどんすごい人になっていくだろう」と期待を寄せているという。また阿部は「若手（＝新垣、溝端、向井）が良いコメントをするなぁ」と嬉しそうにポツリと洩らしたことが印象的だった。

同作は直木賞作家・東野圭吾による“加賀恭一郎シリーズ”第9弾となる極上ミステリーを映像化。鑑賞後は映画の舞台である日本橋の真ん中で、麒麟像の写真を撮るムーブメントも起きている本作。ガッキーも宣伝活動をしている時に「自信をもって観てください」と言えたとの本音を吐露。また向井も「ドラマ同様に、人間の心情を描く描写がとても緻密な作品」と、謎解き以外にも家族愛など、心に訴えかける感動作として、多くの人の心を捉えて離さない作品の魅力を語った。