美少女シェイリーン・ウッドリー「自分のテレビは持っていない」
[シネママニエラ]映画『ファミリー・ツリー』で長女アレックスを演じた、注目の女優シャイリーン・ウッドリーがインタビューに応じ、水の中で誕生したことなど自身のことを語った。
エンターテインメント・ウィークリー誌の2008年ブレイクスルー賞を受賞するなど注目を浴びている美少女シャイリーン・ウッドリー。アレクサンダー・ペイン監督の最新作『ファミリー・ツリー』では、ジョージ・クルーニー扮する資産家弁護士の長女アレクサンドラ(通称アレックス)を演じ、観客と批評家から称賛を浴びた。「出演者は全員、撮影開始の1か月前に現地へ行って、文化を学んだり交流を深めたりして絆を築いたんです」。
劇中では母親の事故後に、アレクサンドラがプールで独り泣くシーンがある。「とても好きなシーンです。彼女は水に潜って初めて無防備なところを見せます。実は私自身、水中で生まれて、1歳の時には泳げるようになっていました。水の中はゆったりできる場所なので、思い切り叫べたし、セラピーのようでした。ハワイでは女子も男子も歩けるようになるよりも前に泳ぎを習うんですよ」。
そんなシャイリーンだが、夢は教師か心理学者になることだという。「今もその気持ちはもっています。“役者になりたい”と思ったことはなくて、アーティストになりたいんです。この業界にいると自分が商品のように感じることがよくあります。注目を集めるぐらい良い演技をしたとか、人の注意をひいたりすると突然、ポスターに顔が載る人になったりして。そういう人にはなりたくないですね」。
だからこそ、女優としての今後について尋ねるとしっかりとこう答えた。
「ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ジェームズ・フランコ、ナタリー・ポートマン、大女優のメリル・ストリープと共演したいです。それに、ダニー・ボイル監督とぜひ仕事がしたいです。彼の映画は全部好きです。映画『スラムドッグ$ミリオネア』は私がここ5年間に観たなかで、たぶん、ナンバーワンです。それに『127時間』も映像が素晴らしかったです」。ちなみに、アレクサンダー・ペイン監督は?と問うと、「私の大好きな人リストでトップ5です!」とにっこり。
そんな彼女には、まだまだ意外な素顔が。テレビ・シリーズ「ザ・シークレット・ライフ・オブ・ジ・アメリカン・ティーンエージャー」や「女検死医ジョーダン」「The O.C.」などに出演するにも関わらず、自分のテレビは持っていないのだとか。
「テレビには興味がなくって、もし自由な時間があったら、むしろ外へ行って木登りとか自転車、ハイキングなんかがしたいから。今は、親友の家へ行った時はいつでも彼女のティーボ(内蔵のハードディスクにテレビ放送を録画する家庭用ビデオレコーダ)で、「モダン・ファミリー/Modern Family」を見ています。とてもいい番組で、キャストが素晴らしいんです」と教えてくれた。
原題=THE DESCENDANTS
日本公開=2012年5月18日
配給=20世紀フォックス
© 2011 Twentieth Century Fox