[シネママニエラ]日本では、6月23日、24日に世界最速の3D限定先行上映が行われる映画『アメイジング・スパイダーマン』の来日記者会見が行われ、出演者のアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンスとマーク・ウェブ監督やプロデューサーのアヴィ・アラド、マット・トルマックが、新シリーズ第1弾について「未来を見据えた新しい物語」だと熱く語った。
新『アメイジング・スパイダーマン』は「未来を見据えた新しい物語」
本作は、両親が幼いときに謎の失踪をとげて以来、ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた高校生ピーター・パーカーの秘密に迫るもの。そんなピーターを演じるのは若手演技派俳優のアンドリューだ。「僕は3歳の頃からの大ファンで、このキャラクターが動く姿を3Dで観られるのは本当に素晴らしいアイディアだと思う。観ていると自分が飛んでいるような興奮を覚えたし。彼の役割、困難、犠牲、探究、そして運命が、今の僕の人生をかたちづくったとも言えるくらい重要なキャラクターなので、(旧シリーズでピーターを演じた)トビー(・マグワイア)の仕事を継げたのも名誉なこと」だとイッキに述べたが、日本語に訳されるとあまりの長さに驚き顔に。すぐさま通訳に日本語で何というのかを確認し「(長いコメントで)ごめんなさい」と日本語で謝罪してみせた。
これだけの作品になると携わった者各々に熱き思いがあるわけで、アヴィも「まず未来を見据えた新しい物語にしようと考えました。しかも今私たちが生きている時代に合う作品にしたかった」と心情を吐露。それらを一手に引き受けてメガホンを執ったのは、映画『(500)日のサマー』のマーク・ウェブ監督だ。当然プレッシャーは大きかったというが、「それよりも17歳の頃の自分に戻って、やっと夢がかなったという気持ちが大きかった。素晴らしいスタッフ&キャストと協力し、2年という長い時間がかかりましたが、毎日が光栄な気持ちの連続でした。若者の個人的な旅路が描ければ、大きなアクションが現実的に感じられると考えました」と持論を語った。
待望の初来日を果たしたのは個性派俳優のリース。リザードというモンスターを演じたことから、「モンスターというのはこれまでいろんな映画に出てきました。リザードは人の命を救いたい、飢えのような気持ちから生まれます。ただし彼は冷血動物の心が人間の倫理に影響を及ぼすという点を見逃していました。リザードという存在は、人間のそういった技術がどんな影響を及ぼすのかという警告だと思います。彼を怖いと思うのであれば、それは人間が怖いということ。つまりモンスターは人間の中にいるといえるでしょう」と見事な解釈を披露。
そしてヒロインのグウェンをチャーミングに演じたエマはキスシーンについて問われると、「ピーターがスパイダーマンだと解った瞬間のキスで、発見と同時に秘密を共有するということでもあり、そこが素晴らしいところよね。2人の今後の展開については私も気になっているわ。今、脚本を書いているところらしいの。あと、私は高校生役であればいつでも引き受けます。だって後は歳をとるばっかりだから(笑)」などとユーモア交えてコメントする姿勢に、ますます高感度アップ! 愛されるキャラクラーを演じるに相応しい配役だと証明していた。
原題=The Amazing Spider-Man
日本公開=2012年6月30日
※6月23日、24日世界最速3D限定先行上映
配給=ソニー・ピクチャーズ
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