[シネママニエラ]7月18日、映画『ザ・セル』『インモータルズ ‐神々の戦い‐』のターセム・シン監督の最新作『白雪姫と鏡の女王』のプレミア試写会が東京・青山にあるセントグレース大聖堂にて行われ、映画のプロモーションとしては初来日した白雪姫役のリリー・コリンズが登壇し、「女の子は誰でも白雪姫の要素をもっている」などの持論を語った。リリーは、この日のゲストである白雪姫姿の谷花音と王子様姿のDAIGOとのトークにおいても、その聡明さを印象付けた。
ミュージシャン、フィル・コリンズの愛娘として、生まれながらのセレブリティであるリリーは、舞台あいさつではにっこりとほほ笑みながら開口一番「こんにちは、白雪姫です。日本大好きです!」と日本語であいさつし、会場に集った人々の心を鷲掴み。そして白雪姫の役作りについて「型にはまらない、今どきの女の子が共感できるように、伝統的な優美さと好奇心とイノセントを兼ね備えて演じたいと思った」と語った。ちなみに、ご両親はプレミアで同作を鑑賞。ミュージカルシーンで歌って踊る娘の姿に感無量だったとのこと。
グリム童話の「白雪姫」をベースにした同作は、アカデミー賞女優のジュリア・ロバーツが白雪姫の継母として初の悪役に挑んだことや、アカデミー賞受賞者の石岡瑛子が衣裳を担当し遺作となったことでも話題とあって、トークは多岐に渡ることに。
「ジュリアにいじめられるという“最初の被害者”に自分がなれて光栄です。カメラが周ると役柄どおりイジワルになるけれど、素顔のジュリアはとてもやさしいの」と大物との共演を振り返り、また「エイコとは撮影を通じて友人になれたので、亡くなられたことは残念です。ですが、彼女の最後の作品を身にまとうことができたのはとても光栄なこと。彼女の衣装は、ただの衣装ではなく、その一つ上のアートといえるぐらい素晴らしいもの。劇中の衣裳で私のお気に入りは、映画の終盤で着用した背中に大きなリボンがついているドレスで、撮影中の想い出がいっぱい詰まっているし、この物語と作品のテーマが全部表現されたドレスなの」と語った。なお、写真撮影でリリーが持っていたリンゴは、約9万個ものスワロフスキー・エレメントが輝く、世界にひとつだけの特製アップル。
最後に、「この映画は私にとって大切な一本。女の子が成長し夢を叶えるために、必ずしも王子様は必要ではなくて、自分で道を切り開くことも可能なのだと描いています。撮影を通して成長できたと思うし、自分の色々な面が詰まった作品。映画を楽しんでいただきたいし、観終わって帰る時にみなさんが笑顔になってくれていたら嬉しいです」とメッセージを残した。
原題=MIRROR MIRROR
日本公開=2012年9月14日
配給=ギャガ
公式サイト
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