[シネママニエラ]『映画 ひみつのアッコちゃん』の完成披露試写会が7月24日、都内の劇場で行われ、綾瀬はるか、岡田将生、川村泰祐監督が登壇。舞台あいさつでは、魔法の鏡で変身するヒロインにちなみ、各自の変身願望が語られた。
赤塚不二夫の漫画「ひみつのアッコちゃん」誕生50周年記念となる年に、初めて実写映画化された本作。川村監督は「脚色したが、原作と本質は変わらない。大人が子供をみて振り返らないといけないことという、テーマを大事にした」と語った。映画『プリンセス トヨトミ』以来の共演となった綾瀬と岡田は、大人に変身したアッコちゃん(綾瀬)が、初恋相手の尚人(岡田)に決して伝える事の出来ない恋心を抱く甘酸っぱい物語を具現化。
この日の舞台挨拶では、司会者から「もし変身するなら」のお題が提示され、川村監督は「女心を学ぶために女子になってみたい」と真剣に回答。続いて岡田が「歴史好きなので源頼朝」と続くものの、現在放映中のNHK大河ドラマ「平清盛」に絡めて「もうすぐなれるんですけど…」とポツリ。すると綾瀬も同調し「わたしは山本八重さん」と発し「そろそろ撮影が…」と来年の大河ドラマ「八重の桜」に絡める場面もあり、意外なサービス発言に観客も大ウケ。さらに綾瀬が「首が長くて空を飛べる恐竜……プテラノドン?!がいいです!」と語り、「質感が違うので鳥ではだめなんです」とのこだわりを明かした。
劇中では、仕事がデキる男・尚人役を演じた岡田は「すごく台詞が多くて、その内容も難しかった。それにネクタイがきつくて」と吐露。それゆえ現場では「背伸びしながら演じたので『無理しているな、俺』と思っていた」という。一方の綾瀬はアッコちゃんの魅力を「おませさんで女子力が高い」と褒めていた。しかし実際に“ココロは10歳、カラダは22歳”のアッコを演じるにあたり、「10歳は物事をどこまで知っていて、どう感じるかが分からなくて、10歳のアッコを演じた(吉田)里琴ちゃんに教えてもらいました」。
そういった撮影の苦労もあり、「キラキラした作品になりました(綾瀬)」、「小学生の頃に教えられたすごくシンプルなことを、丁寧に描いています(岡田)」という作品に仕上がったようだ。
日本公開=2012年9月1日
配給=松竹
©赤塚不二夫/2012「映画 ひみつのアッコちゃん」製作委員会
綾瀬はるか『ひみつのアッコちゃん』心は10歳、身体は大人の難役に!
公式サイト www.akko-chan-movie.com
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