[シネママニエラ]松山ケンイチ主演の映画『家路』が、第64回ベルリン国際映画祭に正式出品されることが決定した。これを受けて、松山は「出品されることをとても光栄に思いますし、海外の方々にどのような反応をして頂けるのかとても楽しみです」と初のベルリン行きに喜びのコメントを寄せた。
本作は、福島を舞台に3月11日以後、故郷を失った家族の再生を描いた物語。映画『いつか読書する日』『スープ・オペラ』の脚本家・青木研次によるオリジナル脚本。松山は次男の沢田次郎を演じ、次郎の母親役に田中裕子、長男の嫁役に安藤サクラ、次郎の兄で長男の総一役を内野聖陽が務めた。ほかに山中崇、田中要次、光石研、石橋蓮司が出演。主題歌はSalyuの「アイニユケル」。
劇映画初監督作品にしてベルリン国際映画祭パノラマ部門出品という快挙を成し遂げた、久保田直監督も「福島を舞台に家族の物語を紡いだ作品は、どこまで世界の人々の心に届くのか。世界三大映画祭の一つ、ベルリンで上映されることを心より嬉しく思います。『家路』が一人でも多くの方に観て頂けるよう願っています」と期待を寄せている様子。
世界三大映画祭のひとつとして知られるベルリン国際映画祭。『家路』は公式部門のパノラマ部門に出品される。同部門は作家性と商業性を兼ね備えた作品を紹介する部門で、選考対象となるのはパノラマ部門観客賞、新人監督賞、国際批評家連盟賞、エキュメニカル賞といった賞が与えられる。朗報を期待したい。
日本公開=2014年3月1日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/ieji/
©2014『家路』製作委員会 WOWOWFILMS
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